毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「やっぱり中国の女性たちも辛抱我慢を強いられている」 2013年10月14日(月) No.771

2013-10-14 18:12:28 | 中国事情
中国は社会主義国家だ。
テレビなどでは堂々と国家の声明文を読み上げる
女性スポークス・パーソンの姿もよく見かける。
日本に比べて、女性の社会進出は進み、夫婦共働きが当たり前の風潮である。

しかし、どういうわけだろう。
この国でも、やはり女性は男性よりはるかに我慢を強いられているようなのだ。
その一例は、トイレである。
10月4日の新華網によると国慶節時、観光地の公衆トイレで並ぶ時間は、
男性が2~4分であるのに比べ、女性はその5~8倍に及んだという。
一人あたりがトイレに要する時間は、
当然女性の方が男性より時間がかかる。
それなのにトイレの数は、場所によっては男性用の方が10個で、
女性は2つというように、呆れた状態であった。
私がその数に文句を言うと、学生が、
「先生、中国では男性の人口の方が女性より多いですから。」
となだめてくれた。
その学生は女の子なので、私は(女性の権利のためにもっと腹を立てんかい!)
とさらにプンプン怒ることになる。

劉思婷さんの「痴漢」についての文も、読んでちょっと切なくなった。
日本でも痴漢に遭って、頭ごなしに怒鳴りつける剛毅な女性はそんなにいない。
しかし「やめて!」と言ったり、駅員に訴えたりといういくつかの方法は取れる。
何より、女性専用車両で保護されている。
中国の女性たちは、ただ黙ってそこを離れるのだという。
中国の女性たちは「ちくしょう!」と思わないのか。
否、思わないわけはないのだ。

思えば私は小さい頃からずっと、差別に怒り続けてきた。
人を踏みつけにして上に立ちたいのではない。
ただ、ひたすら対等・平等な関係が人間同士の間にあるべきだと思ってきただけだ。
天皇誕生日が祝日なのにも、小学生の分際で文句を言ったことがある。
「天皇陛下の誕生日が休みなのに、なんで私の誕生日は休みにならんの?」
と。これは、休みがもっと増えてほしいというセコイ願いがあってのことで、
すぐ上の姉に呆れた顔をされた。
しかし、天は人の上に人を作らなかったはずである。
今でも天皇誕生日の祝日は要らないと思っている。

この国に来て、仕方なさそうに悲しそうに笑う庶民の表情をよく見かける。
ガードマンに怒鳴られたとき、
バスの運転手にドアをバシっと閉められたとき、
とにかく頭ごなしに何か言われたり、されたりした時に、
そんな顔で笑う人が多い。
それを見ると、私は泣きたくなってしまう。

日本の庶民も、我慢していることは多いだろう。
しかし、日本では役所の窓口とか、
新聞の投書とか、苦情窓口など訴えていくところがある。
まだ改善の可能性がある。
中国では庶民はどこに訴えていったらいいのだろう。





コメント
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