毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「芸能人の政治的発言を封じ込める国&国民ってどういう・・・」2013年10月22日(火) No.779

2013-10-22 19:22:33 | 日記
9月、女優・藤原紀香さんは、

「放射能汚染、被爆などのことや、
他に、もし国に都合よく隠したい問題があって、
それが適用されれば、私たちは知るすべもなく、
しかも真実をネットなどに書いた人は罰せられてしまう。。。
なんて恐ろしいことになる可能性も考えられるというので、
とても不安です(>_


と、彼女自身のブログに書き、
特定秘密保護法案(秘密保全法案)への懸念を表明した。
その後、公安が彼女の背後関係を調査したという。

そういうのって、公安による言論の自由の侵害ではないのか?

「欧米では」、などと言うと欧米崇拝者みたく思われる可能性があって
あまり使わないようにしてきたが、今回は書く。
欧米では、芸能人の政治的発言及び政治的行動は当たり前の権利である。
多くの日本人に愛され親しまれているオードリー=ヘプバーンは、
ベトナム戦争に反対の声をあげ、
イラク戦争には、私の好きなジェシカ=ラング(「トッツイー」に出てましたね)、
スーザン=サランドン、ニコール=キッドマン、ショーン=ペン(あ、この人も好きだな)、
ティム=ロビンス、マット=ディモンを初め、
なんとクリント=イーストウッドまで抗議した。
俳優団体がイラク戦争反対の声明を出したりもした。
また、ジャマイカのレゲエの聖者、
ボブ=マーリイの歌の半分以上はポリティカル=ソングと言うことができるだろう。


上記のことは、変なことなんですかね。
そんなわけないですよね。
芸能人である前に彼女ら・彼らは一人分の発言権を持つ、国民であるのですから。

ジェシカ=ラングは自分の娘と長距離バスに乗って、
ニューヨークの反戦デモに参加しに行った。
「私は一人の母親として、イラク戦争に反対します。」
との発言を私はリアルタイムで知っている。
2003年3月のイラク戦争開始直前まで、私はアメリカに居た。
庶民や俳優、ミュージシャンや高校生・大学生が戦争反対のデモをし、
シアトル市のメインストリートにダイインした(道路に寝転がった)ことを
はっきりと覚えている。
その時アメリカでは、庶民も芸能人もミュージシャンも学生も先生も、
皆、政治的意見を堂々と述べ、行動していた。
それを「タレントのくせに口を挟むな」などと、
誰も言わない。そんなことを言う権利はないのだ。
それが、民主主義の常識だ。


なぜ、藤原紀香が「秘密保全法案」に反対を表明したからといって、
公安に付け狙われなければならないのか。

さらに、ネットをサッと見ただけでも下のような
悪意ある紀香への揶揄・攻撃の言葉が目に入る。

「いったいどうした!藤原紀香!突然の秘密保全法糾弾に
 関係者も困惑」

タレントがこの問題に口を挟むとは異例中の異例。
ひょっとして彼女は、タレント議員にでもなろうとしているのだろうか?
http://happism.cyzowoman.com/2013/09/post_3059.html

「藤原紀香にカルト橋信者の噂!」
http://girlschannel.net/topics/47220/
・確かに関連記事見たとき、
なんで紀香がいきなりコメントしてるの?って思ったわ 。
・藤原紀香って美しいけど、
いつも胡散臭い何かがあってなんだかなあ。。
・信仰心があっても人間的には未熟なようで…(笑)
・浮気した陣内を擁護するつもりはないけど
こんな自分に酔ってて得体の知れない
宗教に入ってるかもしれない嫁は嫌だな。



山本太郎バッシングにしてもそうだが、
上のようなことをネットに書きこむ日本の人々のおでこに、
恥知らず」という烙印を押したいものだ。
芸能人は、自分の考えを口にすることもできない
奴隷ではないのだ。
江戸時代じゃあるまいし。
コメント
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