10月29日午後、江西財経大学日本語学科がある麦蘆園に向かった。
日本語学科職員室(と言っても日本の学校のような全職員用の部屋ではない)の、
朱先生、厳先生、陶先生を訪ねた。
全く違和感なく、いつもの先生方だ。
私がスナップ写真を撮ると言うと、
厳先生は「今、部屋が散らかっていますよ~」と気にしたが構っちゃいられない。
いつだってこの程度は散らかっているのだ。
↓左から、取りあえず仕事をするふりをする厳先生、
急に真面目に何か読むふりをする陶先生、
ソワソワと手に何か持って片づけるふりをする朱先生。
3人とも、メチャわざとらしくて可愛い。
そうこうするうち、
3年の徐蕾さん、4年の周文いくさん、施芳芳さんが、さらにしばらく後で譚松さんが
勉強を抜け出して駆けつけてくれた。
他愛ないお喋りをするだけなのに何を話しても楽しくて笑ってしまう。
↓下左から周さん、施さん、徐さん、朱先生。
新しくなった第二食堂で学生たちと夕ご飯を食べた。
あの暗く、汚く、床が滑る食堂は見事に変わっていた。
まるで南昌市内のカッコいいレストランみたい。
以前は江西省の辛い料理ばかりだったが、
このレストラン街(各店舗が軒を並べている)には
中国国内のみならず外国の料理もいろいろあった。
学生にとって食べることは、生活上最も楽しみなことの一つだ。
↓見てください、この幸せそうな顔。
天井も、壁もおシャレにディスプレイしてある。
(おや、本棚がある)と思ったら、これはただの飾りなのだそうだ。
既に卒業した皆さん、在校時にこれができていなくてホント、悔しいですねえ。
翌日、2時間目に3年生のクラスにお邪魔。
ここではグッときた。教師はクラスに入って学生とともに力を尽くすのが仕事だ。
そうやって2年間、ともにやってきた仲間だ。
3年生全員が醸し出すエネルギーにビンビン共鳴する自分を見つけた。
↓あの強くて元気だった女の子達はグンと大人っぽくなっていたが、態度はほぼ同じ。
男性は外見も全く同じ。毎年のことだが、女の子が先に大人になっていくように見える。
男の子は思いを内面に隠し秘めるのだろうか。
今回、再会した学生たちも先生方も、八一公園の仲間も、みんな開口一番、
「先生、お帰りなさい!」と迎えてくれた。
ひょっとすると、また何度もここに来ることがあるのかも知れない……。