サクサクしてあっさり甘くて、本当に美味しい棗(なつめ)。
今は蜜柑、リンゴ、ブドウ、ナシ、など美味しい果物が安くて嬉しいのです。
その中でも、私が必ず買うのが、この棗とみかんです。
たっくさん買っても10元(200円)ぐらい。
給料は結局、翌月の12日~15日に支払われることが分かり、
一時はどうなることかと思いましたが、この安い果物(野菜も安い)で
1週間に100元(つまり2000円程)も使わずに生きていけます。
爽やかなビンボーライフをエンジョイしている今日この頃の私です。
(とか言って森先生が差し入れにお菓子など持ってきてくれると、
すぐに食べちゃうんですけどね)
国慶節休みの間に、4年生の張燕さんが「寮に誰もいないので淋しい」
と言って遊びに来ました。
そのとき、動画で、彼女の2歳の甥が、あの重い中華包丁を見事に片手で持ち、
餃子の皮作りの残り物を切る「おままごと」とはもはや言えないほどの包丁さばきを
見せてもらって、ホント、驚愕しましたよ。
中国では、2歳の子が一人で本物の包丁を使って遊んでいるのです。
そこで私は、張り合う訳じゃないですけど、
我が孫の動画をコッソリ繋いでいるフェイスブックから
ピックアップして見せてあげることにしました。
しかし、我が孫はただひたすら食べるか、寝るか、走り回るかしているのみで、
あまり建設的な遊びをしている動画を見せることはできませんでした。
今度帰ったら、包丁の特訓だ!
ついでに張さんに、その日の前日に東京であったデモの動画や、
8月30日だったか、自由の森学園の高校生たちが国会議事堂前で歌う
「ケサラ」を見せてあげました。
彼女は「感動・・・。こんな小さい子たちが・・・。」と絶句していました。
私はちょっと心で自慢していました。
休みなので、汚い宿舎のあちこちをきれいにする努力もしました。
初めて見た時、(こんなタイルの上でシャワーをするのか。草履穿かなきゃムリ~)
と思ったバスルームのタイルです。
この7日間で、だいたいのタイルのドロドロの垢はこすり落としました。
掌の皮が剥けましたよ。
下は上の写真と同じ部分です。
ジフとかないので、ありとあらゆる道具を駆使しました。
他にも難は数えきれないほどあります。
下の蛇口の水の出方の滅茶苦茶さ。ポリ袋を丸めてホース状にし、
水が伝って落ちるようにしましたが、こういう腹立たしい状態であることを
オフィスに証拠として付き突けるため、撮影しました。
洗えるものは洗いましたが、
敷き布団は無理でした。これしかないので、乾くまで他のを代用することができないのです。
裏に虫が卵を産んでいたりしています。
この布団は何十年使っているんでしょう。
布団ぐらい新しいのを用意してくれて当然だと私は思うのですが、
間違っているでしょうか。
オフィスの係官、Mr張はどうも、たいへんなしみったれのようです。
私は、彼から何としても、新しい布団を買わせる闘いを始めなければなりません。
たとえ来年すぐに日本に帰ろうとも。