興味深い記事が届きました。
この4月に行われた韓国国会議員選挙の際に、
韓国の若者たちの選挙活動が「朴政権にNO!」の大きな流れを作り、
20代の若者の投票率がなんと、13%もUPして
貧富の差を拡大させ、若者の自由と権利を奪ってきた朴クネ政権の与党を
第一党の座から引きづり降ろしたというのです。
なんか、勇気づけられますね!
韓国の若者たちの活動から学ぶべきことは何でしょうか。
以下、「イラク平和テレビ局 メールマガジン」vol.453(2016. 6.18)の記事です。
韓国総選挙で野党勝利をつくりだした若者たちの運動
2016年4月13日に行われた韓国の国会議員選挙では、失業・低賃金対策どころか労働改悪を行う朴槿恵(パク・クネ)政権に失望した若者の怒りが爆発しました。20代の投票率が13%も上がり、与党のセヌリ党を過半数割れに追い込み、議会内第2党に転落させました。
韓国の新聞はこれを与党の「衝撃的惨敗」と報じました。選挙で勝利した若者の活動をスラグ・ユニオンのイム・キョンジさんに報告してもらいました。
☆現在の韓国の青年の状況とはどのようなものでしょうか?
それをイム・キョンジさんはスライドを使って一枚の絵画で示してくれました。
金を貪欲に吸い込むグローバル資本と、
その犠牲になって奴隷のようにこき使われる若者を描いています。
こんな韓国の状況は「ヘル(地獄)朝鮮」と言うそうです。
◆韓国では、パク・クネ政権の労働者の権利抑圧政策の中で、
総選挙直前の2月の若者の失業率が12.5%にも上っていました。
若者の権利も、自由も、押さえ込まれているのが韓国の現在の社会なのです。
それは日本の現在の社会とよく似ていると言えるでしょう。
●このような中で、イム・キョンジンさんたちは「選挙に行こう」という
キャンペーンを行います。
不正ばかりやる候補者を落とそうという一人デモをやって
警察に連行されたりしながらも、その活動はとても元気です。
◎そして選挙の1ヶ月前くらいからは青年の選挙に対する関心を高めるために
直接対話の活動を行います。
1000名以上の青年とふれあったのです。
さらに、政策討論を開き、若者の要求を12の政策提案としてまとめていきました。
「最低賃金1万ウォン大幅引き上げ」
「求職支援」
「所得保障」
「パワハラ許さない」
「民主主義教育の拡大」など、
若者・労働者の切実な要求をまとめ上げていきました。
★大小の懇談会を行い、討論会を開き、記者会見をやるという活動を続けました。
200人を超えるフラッシュモブも展開して、
「私たちは変化に投票します」というスローガンを広げていきます。
韓国の若者は政府や資本、マスコミの支配の中であきらめさせられてきたために、
きわめて選挙の投票率が低かったのですが、
このような運動を展開することで実際に若者の投票率が大幅に上がり、
野党に投票することで与党・セヌリ党を敗北させることに成功したということが
よく伝わってきます。
☆イム・キョンジさんは、
「安倍政権は軍国主義に走っていて、韓国の平和を脅かしているし、
アジアの平和にとっても脅威となっています。だから皆さんのように力を合わせて、
活動されている人に対しての大きな支持をしていきたいと思います」
と日本の私たちにも熱いメッセージを伝えてくれています。
◆この訴えにも答え、今度は日本の参議院選挙で、野党候補勝利、
安倍政権を倒す闘いを進めていこうという意欲をわかせてくれる映像です。
☆イラク平和テレビ局 in Japanのホームページアドレスはhttp://peacetv.jp/ です。
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さい。
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