上海浦東空港に着き、18:50発の関空行きを待っています。
移動の最中ですが4時間以上時間があるので、
昨日のメリル=ストリープさんに続き、
もう一人の心震えるアメリカ人の記事をご紹介したいと思います。
「のんきに介護」さんのブログ(http://blog.goo.ne.jp/nrn54484)で見つけた、
1983年6月21日生まれ、弱冠33歳のエドワード=スノーデンさんです。
↑顔を見ただけで、(この人の心は美しい)と分かる顔ですね。
スノーデンさんが2013年6月、
アメリカ国防総省の諜報機関であるアメリカ国家安全保障局(NSA)が
日本を含め、38か国にも及ぶ国の大使館に盗聴器をセットし、
個人情報収集を続けていたことを暴露して、
彼の30歳の誕生日の翌日、
6月22日に米司法当局により逮捕命令が出されたことは周知のことです。
それ以来、彼は母国に帰ることができません。
国家の大悪事を世界に晒したことが罪に問われているのです。
アメリカは「ヒーロー」という言葉をよく使いますが、
私は彼こそ、アメリカの心美しいヒーローだと言われてしかるべきだ思います。
2014年、ノーベル平和賞候補にも推薦されました。
ノーベル賞自体にはそんなに価値を見出せない私ですが、
もし、スノーデンさんを守ることに寄与するなら、ノーベル賞もいいものだと思います。
下の記事で注目したいのは、
「『特定秘密保護法』は紛れもなく、アメリカがデザインして作らせた法律である」という
スノーデンさんの言葉です。
日本はアメリカとくっついていればいるほど、
極悪国家のせこい下働き国家として落とし込められるだけです。
日米安保条約、それに付随した日米地位協定は、
日本国家と日本の民に猜疑心と不寛容な心、沖縄県民の犠牲をもたらしました。
私たちが、スノーデンさんが発揮した勇気の10000分の1でも実行すれば、
56年前に無理やり締結された日米安保条約は止めることができます。
そろそろ、重い腰をあげるときではないでしょうか。
どっこいしょ!って。
日刊ゲンダイ:小笠原みどりさん / 「スノーデン、監視社会の恐怖を語る ~ 特定秘密法は米国がデザインしてつくらせた法律」
日刊ゲンダイ/小笠原みどりさん・文(2017年1月12日付〈11日発行〉)