ここ数年で最も引き篭もりがちの夏休みを過ごし、
明日、また中国に発ちます。
その前に観たい映画がありました。
『人生フルーツ』です。
「昔、ある建築家が言った。
長く生きるほど
人生はより美しくなる。」
観た後では、その言葉が(そうだな)と思えるようになる、そんな映画でした。
そのように生きるためには、
「時を溜める」ことが必要なのだと二人の登場人物は行動と佇まいで示します。
津端修一さん(1925年1月生まれ)と津端英子さん(1928年1月生まれ)の
二人が生きる(生きた)ように、
時を溜めて、生活を工夫し、自然の一部として
しっかりと生きたいものだと思います。
下は、二人が自宅周りに作った雑木林に置かれている水浴び場。
修一さんが亡くなった後の台風で壊れてしまいましたが、
娘さんたちが復活させました。
この水浴び場ひとつをとっても、圧倒的です。
修一さんの文字。
プリムラが話している言葉をメモしたんですね。
修一さんは人間だけに凝り固まっていない自然の存在だと思いました。
二人の表情は、
年を取るにつれてますます清清しく、りりしくなったと
映画を観た皆さんは、感じることと思います。
すごい二人組ですね。
これこそ地球を救う二人だと感じ入りました。
いや~、中国に行く前に観られて良かったです
じゃ~、行ってきま~す。