7月、日本に帰る前に鈴なりだったキャンパスの桃が、こんなことになっていました。
ああ、もったいない。
でも、おかげで土が肥えているのか、
カナブン?の幼虫やカタツムリがたくさんいますね。
じゃーん!
そこに現れたのは、日本語学科の樹木探索隊です(果物の木に限る)。
確か去年の今頃も、キャンパスのどこかでザクロを採っていたなあ。
この桃は食べられる種類だと彼女たちは言います。
下は、お祖父さんに桃の種の座布団の作り方を教わった遅さん。
いろいろな果物の産地煙台出身のためか、果物の種類に詳しいです。
下は、果敢にも実際試食して、食べられるかどうか判断する閻さん。
この種類の桃は甘かったので大丈夫だ、と評定していました。
つまり、基準は甘いかどうかなんですね。
確かに、桃の葉っぱですよね。
ザクロはもう少し待ったほうがいいというので、近寄りませんでした。
樹木は結実し、学生たちの学びも確実に成果が出てきています。
2年生は学年末の7月に10人が日本語能力試験を受けましたが、
そのうち7人が合格しました(1人が一級、他の6人は二級)。
実は、クラス12名のうち、1人は他学部からの転入生だったので
それ以外の11人全員が受けたと私は信じていたのですが、
何と!班長が〈自分は絶対受かるに決まっているから受験しない〉とか
意味不明な決断をして受けていなかったのです。
中国ではときどき、日本的発想にはないこうした考え方に遭遇します。
かつて私は、
「二級試験が不合格だったので、次は一級を受けて見返してやる!」
という人に遭って唖然としたことがあります。
日本では普通、
二級に落ちたら、もう一度二級を受けますよね・・・・・・。
ま、とにかく、この二年生の結果は、
菏澤学院始まって以来の快挙だそうです。
大学が一流とか二流とか、関係ありません。
勉強するかどうか、努力するかどうかが決め手だと私は思います。