10月2日のジャニーズ事務所記者会見は
まるで日本政府の記者会見のようだった。
時間を制限し、一人一質問ならぬ一社一質問(これは政府ですらしなかった)!
そもそも、史上まれに見る大犯罪で
自ら認める「鬼畜の仕業」の性加害に関する会見について
ジャニーズ事務所が勝手に超豪華ホテルを会場に決め、
場所の都合で2時間ね、とか、一社一問ね、とか
ルールを決められる立場にあると思っているのが図々しい。
あくまでも頭ごなしの権力者の発想だ。
さらに驚愕したのはNGリストをこさえて、
都合の悪い質問をしそうな記者を排除せんとしたことである。
未曽有の犯罪を生み出した自らの事務所が
社会に対して全てを隠さず、
真相を明らかにする義務があるという真剣な気持ちがない。
これではだめだわ。
⤵そのNGリストに上がっていたのは、下の写真右の6人。
(↑フライデーデジタルからの孫引き)
一番上の尾形聡彦さん、望月衣塑子さんはYouTubeの「ArcTimes」で
4月から非常に丁寧に継続してジャニー喜多川性加害問題を追ってきたし、
中段の本間龍さん、佐藤章さんも同じくYouTube「一月万冊」で
頻繁にジャニーズ問題を取り上げてきた。
私はこの二つのYouTubeサイトはかなり念入りに見てきたので
お馴染みの4人だ。
これまでスルーしてきたマスコミ各社が急に掌返しをしたのとは全く違い、
問題の核心をつく質問、
問題の全体像を明らかにするための質問をする人たちだ。
ま、他のジャーナリストたちとて、これまで
所属先の上司に捻りつぶされるのを
悔しく思いながら取材してきた人も多いだろうと思う。
下段左の松谷創一郎さんは「ArcTimes」やTBSその他特集番組に
コメンテイターとして出演し、多面的な視点で発言していたのを幾度か見た。
下段右の鈴木エイトさんはご存知、統一教会から訴えられている人で
NG6にリストアップされて光栄だと語った爽やかな(笑)人だ。
⤵下は挙手しても挙手しても当てられず、
それでも手を上げ続ける望月衣塑子さん。
日本人としては少数派の白黒はっきりさせずには我慢できないタイプで、
それを非難する人も多い。国際的に見れば有能な記者であるにも拘らず。
(↑AERAより拝借)
フランスの日刊紙「フィガロ」のレジス・アルノー記者は
ジャニーズ事務所および日本の一般的記者会見についてこう言う。
「もしNGリストがあればそれは大スキャンダルに発展するので、
まさかそんなリスクはしないと思う。←いや、そのまさかでしたよ。
・・・・・・日本の記者会見の中身は水割りのようだ。
重要な質問がなされてなく、外国人記者は不満に感じることが多い。
日本での会見はまるで儀式みたい。
真相の解明に興味がないとさえ思ってしまう。
日本の記者会見で新たな情報が出ることはほとんどないと思う。」
(↑ANNニュースCH2023年10月7日)
ジャニーズ記者会見は
今の日本の恥ずかしい側面をまたしても世界に晒してしまった。
ジャニーズは滅びるしかない。
⤵井ノ原だかへちまだか知らんけど、ホント、この人も情けない……。
拍手した人々はものごとの本質を考えることのできない残念な人たちである。
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