私がいつも買っているあのうらぶれた八百屋さんだけなのかも知れませんが、
野菜を買うとよくカタツムリや青虫がついてきます。
特に、泥んこの韮を買ってきて水洗いしていると、
必ず、カタツムリがころんと転がり落ちてきます。
私は何度、カタツムリを近所の畑に放してあげたことでしょう。
今回も、5日ほど前からとりあえずプラスチックの空き容器に保護して、
時間ができたらまた、
裏のビルの人が作っている韮畑にそっと置いてあげようと、
取り合えず、キャベツを毎日千切ってあげていました。
その蝸牛さん、
夕方、学校から帰ってきて見たら、
あらまあ、なんと、卵を産んでいるじゃありませんか!
いや、そういえばどことなく変だったんですよ。
いくら蝸牛とは言え、なんか、ぐずぐずし過ぎで、
(やっぱ、虫にも一匹いっぴき性格があるものだなあ。
この蝸牛、私とは相容れないかも)
と、冷ややかに見ていたのです。
産卵のためのぐずぐずだったんですねえ。
昨日、泥をチョビッと入れてあげた翌日に卵を産んだということは
もっと泥があったら卵にとって、より快適かも、と
私は慌てて外の泥土を手に握り、水で練って置いてあげました。
明後日、日本語学部スピーチコンテストが終われば、
もっと蝸牛さんにとって生息し易い生活空間を
見つけてあげようと思いますが、
取り合えず、あと数日はこのプラスチック容器で我慢してもらいます。
それにしても、このお母さん蝸牛、
触角の出し方とか(片方しか出さない)、なんか、変わってるんですよ。
怪我しているのかなあ。
卵を産んだというだけで、
私は完全にこの蝸牛母さんの味方です。
フランスのように日本人には蝸牛を食べる文化がなくて、
よかった!
卵から小さな蝸牛が現れたら・・・・・それを見るのも楽しいかもしれませんね。
もし、孫がすぐ側にいたら必ず卵も蝸牛も毎日大切にお世話するのですが、今は仕事中心の日々で、じっくり卵の観察をする気分にはなかなかなれません。飛行機で持って帰るのもちょっとね(笑)。でも、これで2週間になります。まだ、蝸牛母さんは元気にキャベツを食べ、糞をやりちらかしています。