今日は朝から晩まで私事の書類の整理に追われ、
あっという間に一日が経ちました。
こういう日は買い物も行かず、冷蔵庫のものを食べて生き抜きます。
(冷凍したマントウがまだある、よかった!)
広い中国ではマントウ一つとっても、南と北では製法が違います。
江西省のマントウはフワフワの柔らかいものでしたが、
山東省のは実にムッチリと歯ごたえがあり、私はこちらの方が好きです。
子どもの頃、母が作ってくれたのもこのタイプです。
そりゃそうです。
私の母は1942年から46年2月まで山東省でみっちり
マントウ作りを仕込まれたんですから。
左は行きつけの古い食品屋さんの店頭で布団に包まれていたもの、
右はキャンパスを出たところの惣菜屋さんで買ったものです。
この2つの形以外は見た事がありません。
どちらも2個で1元(約16.5円)。
つまり、1個8円ちょっとです。
なんでこんなに安くできるんでしょうねえ。
右の丸いほうは、日本から持ってきたチーズや、卵焼き、野菜をを挟んで
チーズマントウ、卵マントウにして食べます。
チーズバーガーと同じくらい美味しいですよ~~。
分厚いのでわたしは3枚に切り離し、2枚は上のようにいろいろ挟み、
あとの1枚は、上にたくさん載せて食べます。
左の円筒状のは、輪切りにしてフライパンで焼きます。
上に蜂蜜を塗り、さらに胡麻を塗ります。
美味しいおやつです。
ここ菏澤市は胡麻の産地なのに、
わたしは何と河北省のを買ってしまいました!
字が小さかったのでよく読まずに買ったんでした。
ああ、地産地消が~。
蜂蜜は、私の中国での故郷のように思う江西省(宜春市)のものです。
東北地方では食べていなかったのでしょうか。
中国人の使用人が、直径1mもあるような大きな中華鍋の周りに、モロコシの粉で作った手の平もあるような半月形のものを、ペタペタと貼り付けて焼いていたのを覚えています。
このまんとうは小麦粉で出来ているのですか?
ハンガーがーみたいで美味しそう。
あれれ?マントウ(饅頭)は小麦の取れる華北・東北が本場のはずですけどねえ。
こきおばさん様のおっしゃるものも私にはすぐ分かりました(笑)。中国で言う「煎餅」です。山東省臨沂市では丸くて大きい鉄板鍋の上に薄く煎餅を広げ、中に野菜や肉を包んで食べる風習があり、菏澤のキャンパスの外でも屋台で同様のものが売られています。今度写真に撮ってブログで紹介しますね。
こきおばさん様のお家で働いていた人は、ひょっとして山東省臨沂市出身だったかも。