毎日がちょっとぼうけん

日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

パソコンを持たず故郷に向かう学生たち   2011/01/15(土)  No.54

2011-01-15 14:35:16 | 中国事情
 昨日採点した結果を持って、日本語学科がある麦廬園キャンパスの事務所に届けてきた。
あちこちにキャリーバッグを引きずって歩く学生が目立った。3年生は副専攻の試験が20日まであるが、2年、1年は昨日で全て終わり、今日帰る子がたくさんいる。とにかく一刻も早く帰りたいのだろう。{

 パソコンはどうするのか聞くと、何人もが置いて帰るとのこと。持って帰ってもインターネットが使えないと言う。
 少しずつ、中国全土とは言わないが、ここのインターネットの様子がイメージできるようになってきた。私の勤務する大学では、大学が管理するネットワークがあり、職員も学生もみんなそのネットワークの許可の下でインターネットを使うことができる。私は職員なので無料だが、学生は有料だそうだ。
 つまり、日本国内のように、プロバイダー(サーバー?)というものが存在しないので、各地域や学校などがサーバー的な役目を果たして、そこに属する者たちがインターネット接続できるようになっているということだろう。
 浙江省出身の“パソコンの神様”郭君は、「浙江省の家のネットワークに比べて、この大学のは、ダウンロードに時間がかかり、接続のトラブルも多い。払うお金は同じなのに性能が悪い。」と文句を言っていた。
 パソコンの普及がめざましい中国だが、農村地帯にはネットワークというものが無いので、インターネットに接続できず、メールのやりとりもできないと農村出身の子が言っていた。
もう少し、正確に詳しくその辺の事情を知りたいものだ。全中国にインターネット網が張り巡らされているのかと思ったら違うのかあ、ということだけは分かった。

 さらに、QQという全中国を網羅するコミュニケーションサイト(SKYPE的なもの、メール、チャット、ネットショップ、検索e.t.c.めちゃくちゃ便利みたい)も、その全体像や世界との関係はどうなのか、この機械音痴な頭にもだんだん分かっていくのだろうか。来学期以降の課題としたい…。

 さて、実はわたしも今回パソコンは持たずに帰国する。街角にある「ネットカフェ」は安く寝泊まりするためだけのものではないはずなので、この冬休みは「ネットカフェを使いこなそう!」が私の目標だ。
このブログも、週に一回ぐらいは書き込めたらいいなと思ってはいるが、どうなることか…。
取りあえず、2月15日まではこのブログも冬休みということで~~。
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