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日本に戻り、晴耕雨読の日々を綴ります

「平和より『アベノミクス』が大事なのか、日本の人々よ」 2013年7月14日(日) No.708

2013-07-14 20:51:18 | 日記
参議院選挙があと一週間に迫ってきた。
自民党が圧倒的に有利だというメディア情報である。
今度の選挙で自民党が勝つと憲法が変えられる。
しかし、選挙戦で自民党は、「憲法改正」という重大な政策を主張せず、
どこかに隠して、
ひたすら「アベノミクス効果」で景気も回復し、
雇用は促進され、日本の人々に笑顔が戻ってきた云々と喧伝している。
実におかしい。
巷では「景気回復の実感が全くない」人が多数を占め、
給料が上がったと喜ぶ声もさっぱり聞こえてこない。
現在、日本における「非正規労働者」数は
全労働者の40%近くを占めるという。
こうした異常な労働実態は、自民党政権下に形成されたものであるのに、
どうしてその責任を問わず、ひたすら「アベノミクス」に望みをかけるのか。
日本国民には、無責任に対する怒りという感情はないのだろうか。

「日本を取り戻す」というスローガンほど愚かしい文言もない。
戦後一貫して政治の中枢に君臨し、
あげくにバブルだ、不況だ、失われた20年だ、ときたもんだ。
あのとき、どこのどなたが行政を担当していたんですかね。
安倍さんたちの自民党でしょ。いいかげんな政党。
そんな政党を支持する人達もいい加減だ。

年金、子育て、生活保護等の社会保障について
安倍首相が何というか一生けん命ラジオの政見放送を聞いていたが、
あの聞き取りにくい発音と早口の所為ではなく、
それについて触れなかったために、私は理解できなかった。
アベノミクスの自慢で浮かれている感じ。
しかし、問題は、
どうして日本国民はこんな首相の政党に投票するのか、ということである。

「平和憲法」を象徴する「第9条」(戦争放棄条項)を改正することについては
「反対」が「賛成」を上回っているが、
全体としては「憲法改正賛成」が「改正反対」より多いという。
自民党の改正案の一つに
国民の自由権についての制約がある。
公共の妨げにならない限り」というものだ。
「公共の妨げ」になるかならないかは、
その時の政権が勝手に判断できる。
ここにきて、歴史で習った昔の日本が蘇る恐怖が現実となってきた。
言論統制、基本的人権の制限、そして…戦争だ。

日本国民の皆さんに、訴える。
憲法をじっくり読んで、検討してから
「改正」するかどうか判断していただきたい。
自分の国の最も基本になる大切な法律じゃないか。
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