まもなく5か月になる山城博治沖縄平和運動センター議長の長期勾留。
「2000円の鉄線切断、2週間の打撲は約5か月に及ぶ長期勾留の理由としては
余りにも軽微すぎる、異常事態だ」と、
専門家諸氏が過去の事例との比較で明言しているのにもかからわず……。
国会でも野党議員から「山城議長の長期勾留は人権蹂躙だ」と声が上がっているのに、
政府はまたまた閣議決定で、「人権は尊重している」と意志一致したそうです。
現政府の閣僚ががん首揃えてカクギケッテイするたびに、
さすがアベ首相率いる人権感覚完全欠落の口先ぺらぺら人間集団の為すこと、と
こんなのを政府閣僚にいただいている私たち庶民の災難・不幸を思います。
山城博治さんの御連れ合いが、5か月弱に及ぶ勾留で、
ようやく、初めて博治さんに接見できたとニュースにありました。
「ヨカッタ」なんて到底手放しで喜べませんが、
御連れ合いが語った言葉の中に、
今まで知り得なかった博治さんの姿が浮かんできてホロリとしました。
山城博治議長の長期勾留は明らかに、
沖縄反基地平和闘争への政府の強力ねじ伏せ発動です。
しかし、それならなおさら、私たちは沖縄県民とガッツリ手を結び、
平和を希求する運動を連綿と続けて命を次につなげていくしかないです。
下は、沖縄タイムスからの山城博治さんの御連れ合いのインタビュー要旨やらです。
山城博治議長と接見した妻「間違ったやり方は続かない」「希望を忘れず平和への思いを」沖縄タイムス+プラス ニュース 2017年3月14日 06:52
沖縄平和運動センターの山城博治議長と接見した妻は13日、本紙の取材に答え、「支援に勇気をいただいている」「間違ったことは続かない。声を上げ続けたい」と語った。要旨は次の通り。
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なぜ初公判前なのか。なぜ私だけなのか。なぜ微罪でこんなにも長く勾留されるのか。
おかしなことが多くて、接見と言っても手放しでは喜べない。
裁判所は接見禁止を全面的に解除してほしい。
勾留されているのは夫だけではない。2人を早く保釈して、正義と良心を見せてほしい。
接見した夫は思っていたよりずっと穏やかな顔をしていた。
狭い部屋の中でも歩き回って、今までにないくらい体調管理もしっかりしているようだ。
真っ先に親戚や友人への気遣いと差し入れをしてくれる人へのお礼を語っていた。
今回、私自身が抗議行動の場に行くようになって、
夫が多くの方に励まされていることを初めて知った。
県外からわざわざ来る方もいる。
みんなそれぞれの大切な時間を割いてくれている。
私一人ではとても耐えられなかったと思う。勇気をいただいている。
直接言えない方々にも感謝の気持ちを伝えたい。
高江に通うようになってから、夫は1週間に1度、自宅に帰れるかどうか。
玄関でバタッと倒れ込んで、声をかけるとソファまではっていく。
「なぜこんな時代に生まれたのか」と思ったことはあるが
「行かないで」「やめて」と言ったことはない。
次の世代に途絶えることなく平和のバトンを渡すためには、
声を上げられる時に上げないといけないと思っている。
今回、夫だけでなく多くの方が逮捕、勾留された。
10年前に高江の抗議行動が始まった時には誰も予想もしなかったことが襲いかかってきている。
何でも足音というのは一歩手前になってみないと聞こえないものなのだろうか。
でも、こういう間違ったやり方は長くは続かない。
希望を忘れず、平和への思いを強く持って、
今ここでやらなければいけないことをやっていきたい。(聞き手=北部報道部・阿部岳)
「山城議長の保釈を」大阪でミキサー車など250台パレード
「なぜ保釈されない?」
基地反対リーダー拘束4カ月、過去の事例と比較した
県警は過去にも逮捕権を行使し、市民の身柄を拘束することで抗議行動を抑制させたことがある。それでも身柄は、起訴後数日で釈放されている。
1976年9月、金武町や恩納村にまたがるブート岳で米軍が実施していた「県道104号線越え実弾砲撃演習」に対し、中止を求める市民が着弾地のブート岳に登り、阻止行動を展開。県警はうち4人を軍施設・区域への無断立ち入りを規制する「刑事特別法」で現行犯逮捕した。
それまで過去6回、着弾地での抗議で演習を止めたが、逮捕を機に基地内での抗議は行われなくなった。4人は起訴後数日で保釈された。
当時、4人を弁護した池宮城紀夫弁護士は「逮捕の可能性がある抗議行動はなくなった。ただ、不当逮捕や砲弾演習の危険性に県民が怒り、最終的に演習は本土に移転した」と語る。
山城博治議長の逮捕・勾留についても「当時と同じく、日米の意向で運動をつぶすという政治的弾圧だ。過去の運動に対する公安事件では起訴後に釈放されており、人権侵害の長期勾留が続いている」と指摘する。
司法統計によると2015年で、起訴後も3カ月以上勾留されているのは公務執行妨害事件で17・3%、傷害事件では23・3%。池宮城弁護士は「山城さんのケースは、同種事件の中でも軽微だ。わずか2千円の鉄線を切断し、約2週間の治療を要する打撲を負わせただけで3カ月以上も勾留されるのか」と疑問視する。
■「証拠隠滅の恐れ」と言うが…
那覇地裁が起訴後も山城議長の勾留を認め続ける理由に、「証拠隠滅」「逃亡の恐れ」があるとする。弁護側は「目撃者や映像などで証拠はそろっているはずで、隠滅の可能性はない。家族や仕事もあり、逃亡の恐れもない」と訴える。
地裁や那覇簡裁は家族の接見も禁止。弁護側は「家族と面会したところで、証拠隠滅に走るとは考えられない」と指摘。妻との接見許可を求め、地裁や最高裁などにこれまで10回以上申し立てているが、認められていない。
山城議長と共謀したとして公務執行妨害と傷害の罪で起訴された男性(31)を弁護する小口幸人弁護士も、証拠隠滅を理由にした勾留を疑問視する。男性は昨年8月、高江で沖縄防衛局職員を転倒させたなどとして11月11日に起訴されたが、12月1日に保釈された。
小口弁護士は「証拠隠滅の恐れがないから男性は保釈されたはずだ。なぜ山城氏にだけ、隠滅の恐れがあると判断するのか理解できない」と語る。
■拘束し続けるための逮捕?
山城議長の逮捕を巡っては、器物損壊容疑での勾留請求と公務執行妨害・傷害の逮捕の日が昨年10月20日で重なった。弁護側の三宅俊司弁護士は「一般的に警察は、勾留満期で再逮捕に踏み切る。地検の勾留請求を簡裁が退ける恐れがあり、山城さんを拘束し続けるための逮捕だ」とみる。
金高望弁護士は器物損壊容疑の逮捕について「警察車両に乗せられるまで、逮捕の認識がなかった」と手続きを問題視。同容疑の勾留理由開示法廷で逮捕の場所を質問したが、地裁の高津戸拓也裁判官は「答える必要はない」と突っぱねた。
国家権力の横暴さがわかりますね。
「日米安保はいらない」
ブルーはーとさんには、もっと強調してほしいです。
「原発も天皇制もいらない」も。
ヨカッタ~~😂
身体のあちこちに刺さった棘の一本が抜けたような、一部ではあっても爽快感が(笑)。
15kgも痩せたとか。滋養のあるものを食べて、ゆっくり養生してほしいです。
その腰を折ったのがアベさんで、おかげで半分以上政治的な内容が占めてきてしまいました。しかし、元々の読者(ってそんなにたくさんいないんですけど)の方々は、日本人半分、中国人半分くらいでした。政治のことを分かり易く書いているつもりなのですが、中国人の教え子から、政治のことはちんぷんかんぷんだと言われ、何をどう書くと解ってもらいやすいか、これでも苦労しているのです。
私のスタンスは、「スローガンはできるだけ言わない」ということです。それを言わず、どうやってココロの友を増やしていくかが課題です。スローガン一つで、レッテルを張り、色分けする風潮に対して(仕分けされてたまるかい)という意地があるのです。