日々ふさおまき

走って跳んで歩いてます。

七夕は天の川を跳び越せ

2012-07-07 21:37:06 | マスターズ陸上(オス)

土曜日は府中陸上競技場の砂場練習。走り幅跳びです。

朝から小雨模様なので、ひょっとすると使用不可かも、と恐れつつ、

到着すると既に中学生が跳躍練習をしています。

大丈夫そうです。

土曜日の学生は大体午前1パイで終了するのを見越して、

私のスタートは11時。まずは体操と第一次ストレッチで少しずつ筋肉を伸ばします。

暖まってきたところでゆっくりJOG、筋肉が柔らかくなります。

ここで第二次ストレッチ。動きを大きくしていって、可動域を大きくしていきます。

特に左ハムと股関節を重点的に動かします。

晴れていればもっと性根入れますが、小雨だとどうしても心が急ぎます。

足首を入念に回して、ふくらはぎも延ばし、コースに入ります。

130m×3本の流し。50%で一本、これは可動域をさらに広げ、着地のタイミングを神経に覚えさせるため。

二本目は70%、大きな動きを心がけます。強い地面のプッシュがポイントです。

3本目は80%、ポンぴゅんを目指して、着地足をひときわ早く引き戻す、足の回転径を小さくした走りをしてみます。

ここでSコーチ登場。3本目だけを見ての感想を言われ、ちょっとムッとしたりするところが、

私も走りの練習となると、やや神経が細くなっています。

1本目と2本目の工夫を無視されるとやや心外、というのが正直なところ。

でもすぐに気を取り直し、スパイクを履いて、S氏の指示する大きな動きによる流しをさらに2本加えます。

いずれにせよ、流しを5本で体に切れも出てきました。

砂場の練習に入ります。11時45分、さあ、ここからが今日のメイン。

そして、紆余曲折。

週に一度で、ポイントだけの指導をうけると結構に頭が混乱します。

この前と言うことが違う、と体が拒否反応。

でも、助走・踏み切り・空中姿勢・着地と局面ごとに分解して

その練習を細かくしようというのは、何となくはわかります。

論理立てて話をしてもらえないので私がわからないだけ。

そう腹に押し込んで走り出すのですが、どうしても踏み切り板前で怖じ気づきます。

これ、幅跳びの初心者のまま、ということのようです。

それが今日わかったこと。

これまでは、怖くない範囲で助走スピードを早くからゆるめて、踏み切りがしやすいように

ある意味ブレーキをかけて踏み切り板に達していました。

今日はその恐怖心をまずはなくすため、踏み切り板を目指して走り、

踏んでも飛び上がらない練習を続けたのです。

助走開始から踏み切り板まで加速を続ける努力をすること。

20.5メートルで、踏み切り足の右足がうまく白い踏み切り板に乗りました。

 

最後まで攻める走りを体に覚えたころにはもう12時40分。

次の段階は、踏み切りです。

助走を7メートルに縮め、1,2,3で強く蹴ります。

板に合わせるより、加速に意識が行っているので、

エネルギーはこれまでよりずっと上回っていました。

短い助走にもかかわらず、体が浮いて、空中姿勢を意識する滞空時間がありました。

そして滞空時間があると、着地の足も伸ばす余裕が生まれます。

しりもちこそついてしまいましたが、強い踏み切りと高い飛び出しは、

スピードある助走が踏み切り板上まで持ってられてこそ実現できるのですね。

 

5本続けて、放物線はどんどん高くなります。

踏み切りのけり出しタイミングもつかめてきたからです。

最後には着地も決まり、ここでSコーチに自分の不徳をわびました。

ご指導の意図をわからず申し訳ありません。

コーチも笑ってくれました。

 

足はパンパン、腰も鉄板のようになった1時間の幅跳び練習は、

自分の跳躍に新しい局面が訪れた予感をもたらしてくれました。

次は全助走まで持って行けるかどうかですが、来週の日曜日は今年度初大会。

この渋谷区陸上競技会が、練習の仕上げにもなるはずです。