3月に負った肉離れ、2ヶ月走れずに筋肉がやせ、5月から少しずつ運動を再開して
どうにかトラックを全力で走るまでに回復してきました。
昨日の渋谷区陸上競技会はそういう意味で思い出深いレースなのでした。
でも、という気持ちがあります。
100m、競うのは高校生と大学生。スタートで同じ反応をしても、
スターティングブロックを押す一歩目から、ずっと前に行ってしまいます。
背中を身ながらも力まずに走れるのは、怪我上がりの良さでしょうか。
自分の動きだけに集中しているからです。まっすぐの着地、
蹴り足を折りたたんで素早くもどし、再びまっすぐ振り下ろす。
70mをすぎると筋肉が固くなってきた感じがあったので、一息吸って腕で腰の位置を上げます。
その甲斐もあって、最後の方は高校生たちにもそれほど引き離される感じがないままに
ゴールしました。
速報掲示で一着は11秒73。私は1秒遅れかな、と結果を待ちました。
結果表示は今時です。かつてなら、廊下の壁に張り出される記録表をいつかいつかと
待つものだったのですが、今回のシステムはすぐにデータ配信されるのです。
掲示板にはQRコードが貼ってあって、それを彼女が携帯に収めて記録をチェックしてくれました。
その結果が、8人中7位の12秒50。
レース参加申込書に書いた、自分の想定タイムと全く同じでした。
ある意味、これだけ動いていて、しかも追い風1.9メートルの申し分無い条件を
もってしても予想タイムか・・・という気持ちもありました。
走り幅跳びも同じです。
こちらは予想より3㎝は越えたのですが、一緒に競技する高校生大学生との
パフォーマンスの力強さ、体の動きの切れにほれぼれするばかりなのでした。
大体、私は助走が30m70㎝しかとれません。それ以上走るとスピードが落ちるからです。
でも、7m近く跳ぶ皆さんは45メートルを走ります。
それも重い弾丸がまっすぐ飛ぶようなイメージで。
力不足を痛感し、9月の全国までに自分自身のパワーアップを図ることこそ
目指す道。
決意した月曜日の休日は、彼女とトレーニングジムに向かいました。
一年間ほこりまみれになっていた自転車を洗い、サイクルショップでタイヤに空気をいれてもらい
暑い山手通りを漕いでいきました。
コナミスポーツは内村航平くんのポスターが頑張れと笑いかけてくれています。
渋谷の神泉にあるこのクラブは、ビルの8階までスタジオ・ウェイトジム・プールも25mタイプとリラクゼーションタイプなど
充実した施設をもっています。
久々のウェイトトレーニングは、ちょっとはしゃぎます。
一番鍛えたい太ももと足首もそれぞれ細かく鍛えることができるマシンが揃っています。
カーフレイズ、レッグプレス、レッグカールにレッグエクステンション。
腹筋と背筋はもちろん。上半身は控えめになりました。
たっぷり鍛えることができると、少し希望がわいてきます。
まだ、トレーニングで筋肉を使えることがわかったからです。
トレーニング後ははっきりと体が立ち、動きに切れが加わったのが
わかります。
気分は青春、これはマスターズ陸上の掟のようなもの。
頑張ります。