小名浜臨港 C507 (B6 珊瑚) 102

2014-11-30 08:23:22 | 小名浜臨港 C507 / 珊瑚B6
シリンダを所定位置に載せようとすると当たるのは何処だ?
一番問題なのは主台枠のシリンダが載る凹みとシリンダ横板の前後寸法が合っていない事
これはシリンダ前後板を左右で一体にしたために前後が長くなってしまったのが原因だった
元シリンダは前後板がプレスで一体に折り曲げられていたために中間部分だけ短く出来ていたのだった
自作シリンダは構造上シリンダ横板を削るわけにはゆかないので、主台枠の凹みを前後に拡大した

次に当たっていたのはブレーキハンガー上部だったので当たらなくなるまで削った
ここは出来てしまえば良く見えない

シリンダブロックが支障なく載るようになったのでディティールを始めた
まずt0.8真鍮板を凸型に切ってシリンダ後蓋とする
所定位置に2ミリ穴を開け、外径2.0x内径1.0パイプを植えてピストンガイドとした
シリンダ後板の方は勘違いしてピストン穴を1ミリで開けてあったので2ミリに拡大
パイプを差し込んでシリンダ後板に四角いシリンダ後蓋が取り付いた

次に珊瑚部品のシリンダ前蓋を取り付けた
シリンダ前板のシリンダ外径は6ミリ、対してシリンダ前蓋は直径7ミリなので前蓋は前板より0.5ミリ太い
その0.5ミリの段差にt0.2真鍮板を曲げたシリンダ被いをはめると計算上は前蓋より0.3ミリ凹むことになる
でもピッタリには貼れないので0.2ぐらい凹でくれれば良いだろうと思った

次に未だ四角く出っ張っているシリンダ後蓋を丸く削る
大まかにニッパでカットしてからヤスリでシコシコ
前蓋と被いの感じと見比べながら、とにかく現物合わせで削った

ここまで撮影も忘れて夢中で作業したので上写真のごとくなった
シリンダ後蓋の内側が丸くないのは技術的にやむをえない処理で、私としてはいっぱいいっぱい
外側からはほとんど見えないのでこれで良しとする

そして主台枠に載せて上周りを組み合わせてみた


なんともボールドウィンらしいシリンダが出来て満足だが、思わぬところに穴が良く見える
どうすっぺ?

懸案の後蓋のピストンオフセットはこの程度だから仕方ないだろう


このあと何度もスライドバーを調整してほぼストレス無く転がるようになった

結局シリンダブロックの最大幅は30ミリ ステップに干渉するシリンダ被いの部分で幅29.5ミリになった
ステップを取り付ける縁板の幅は31ミリ ロストのステップはt0.5なので目論見通りシリンダの外側にステップを取り付けることが出来る
この機関車を計画してから長年の懸案が解決出来たので良かった

次は床板にステップを取り付ける

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