動輪抜き台

2020-11-24 17:45:20 | 工具・機械
本体がアルミで柔らかいため評判のおよろしくないNWSLのプラー 
実際私のも膨らんでしまったことがあり大ハンマーで引っ叩いて直したことが有った 
ただ今まで使って問題だったのは剛性よりも押子がグルグル回るため車軸先端で位置がズレる事 
そしてもう一つ問題なのは受の鉄板の溝がV字のため落ち着きが悪い事 
少なくともこの受けだけでも更新する方が良いと思ったので100円ショップに行ってステンレススケールを買ってきた 
とはいえSUS304などの良いステンレスだと切るに切れないので安いSUS430を探さなければならない 
セリアで100円の300ミリスケールを見つけたので売り場の磁石を付けてみたら強力に貼り付いたからOK 
さっそくPULLERの内側に入る40ミリに切って3ミリ軸を受けるU字を玩具フライスで切った 
テキトウな在庫動輪をボール盤で抜いてみたら押えはバッチリ 


昔の動輪には車軸センターに旋盤で切った際のヘソが残っていることが多い 
このヘソが抜いたり組み立てたりする際に邪魔になることが良くあるので、抜いたついでに削り落としてセンタ穴を開けておいた 

やってみて思ったのだが、やはりこのアルミのPULLERは剛性が決定的に足りないのだと思う 
上のようにセットしてボール盤にチャックした棒で車軸を押すと、かなり力を入れてからバチン!と衝撃を伴って抜ける 
推した量だけググっと抜けるのではないので、台が撓んで限界が来ると抜けるのだと思う 
なのでやはり剛性の高い鋼鉄製の抜き台の方が良いのだな、と思った

スケール利用の受板はPULLERに埋め込んだネオジム磁石で留まっているが、そこに貼り付けた受板も当然磁化した 
車軸がバチン!と抜けた後も磁力で受板にぶら下がっているのは良いやら悪いやら 
まあ、車軸が磁化したとしても大した悪影響は無いと思われるが
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