ワム アダチ 19

2013-01-29 11:10:25 | 国鉄有蓋貨車 戦前型ワム
変な形の真鍮板にあれこれ考えながら細工した
伊藤剛氏ご考案という ネジレ棒式イコライザ(交差ふかひれ法イコライザ)を試しに作ってみた

*構造の基本はワークスKさんの TransPacific Railroadブログ版 に詳細な解説があります
*ボギー車の作例はkonno_sendaiさんの コンちゃんの模型日誌 をご覧ください
*さらに横からイコライザを見えないようにしたdda40xさんの作例は Giants of the West でご覧ください
*これの名称として最初に知ったのは 交差フカヒレ法 でしたが、私のはどう見てもフカヒレには見えないのでワークスKさんがお書きの ネジレ棒式イコライザ と表現します*

本来は固定軸距離が長い車輌向けのイコライザだと紹介されているが、2軸貨車でも4輪全てが接地するには効果的だと思う

上画像でいうと 前後軸受けの車端寄りの車体中心線上に置いた支点で2点、車体中央の両側に設けた支点で2点 合計4点で床板を受けている
4点で構成される架空の菱形の向き合う外辺を支点にして、それと交差する向きの外辺が湾曲する事で不整なレールに追従する
・・・上手く説明できない・・・

支点は軸受けと一体の台枠中梁を中央で分割した位置にも設けてあるので合計5箇所ある
作りやすいように0.6穴に0.5ミリ燐青銅線を挿して支点とした

欠点は前後に分割した中梁は中心線上の支点で結ばれているが、その支点は中空に浮いているため重力の影響を受ける
しかし線路上に載せると軸受け+中梁+床板の重みで落ち着く程度なので、中梁を軽く作ればほとんど問題は無いと思う

裏返しに置くと重力にしたがってこうねじれる (前後梁間の支点は下がって床板に接している)


上画像で上がっている奥左軸受けを真鍮棒で押さえると逆にねじれる (前後梁間の支点は持ち上げられている)


平らな面に置く 床板は軸受け+中梁より約0.5ミリ浮いている


左手前車輪に1ミリ板をかます 中梁は支点で へ の字に折れている


右手前車輪に1ミリ板をかます 中梁は支点で 逆へ に折れている


前後軸は平行


左を上げ


右を上げ


いずれも4輪でしっかり接地している
おもしろいなぁ
この記事についてブログを書く
« ワム アダチ 18 | トップ | ワム アダチ 20 »

国鉄有蓋貨車 戦前型ワム」カテゴリの最新記事