木造貨車 ワ フジモデル 29

2017-02-01 07:49:58 | 小型・古典貨車
今までずっと「ワフには側ブレーキテコが無いからテコ軸受も無いだろう」と思っていた
車掌室で手ブレーキハンドルを締めると鎖が巻かれてロッドが引かれ、その先でブレーキシリンダが押すレバーを引いてブレーキが掛かる・・・
いや、ちょっと待て、空気制動が無い場合はどうするんだ?
本棚でそっちこっち写真を見ていたらRMライブラリ東野鉄道でワブの床下がよく見えた
そうか、手ブレーキはブレーキテコ軸(というよりテコは無いのでクランク軸)に付いたクランクを引くのか!

ところが同じ東野の梅鉢製客車ハブはクランク軸は無い  ???
またまた写真を観察すると以下の事が判った

空気制動と関係無い留置ブレーキを持つ車両のブレーキシューはたいてい片押しである
シューは車体中心側から押すタイプと、車端寄りから押すタイプの二種類有る
車体中心から押すタイプにはクランク軸が有るが、車端寄りから押すタイプには無い

東野の本にはカブ1型の形式図があるが、それの車輪周りに四角い枠のように線が引いてある
長い間その線の意味を深く考えもしなかったが、それこそが手ブレーキシステムの引き方を示していたのだ
つまりクランク軸は無くシューは車端側から押す

とまあ、そういうわけで、私のワフはワから改造されたという事も含めてクランク軸有りにするのが妥当だという事になった
一旦はがしたクランク軸受けを中梁に支障しないように切り離して中梁と側梁に貼り付け、ブレーキバリを押す棒を取り付けた

シュー式軸受けはブレーキシューが片側不要なので切り離し、残りの方は例によって燐青銅線で添え木した


つい先日お正月になったと思ったらもう2月になってしまった
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