goo

人間の四気質




ロイヤル・バレエのThe Four Temperaments、Untouchable、Song of Earthを。

The Four Temperaments「人間の四気質」、子供の頃、閲覧するのが好きだった昔の百科事典で、人間の気質は多血質、黄胆汁質、黒胆汁質、粘液質の4つのタイプに分けられるという記述にふれた。
その分類のあまりに定型的なところが嫌らしく、まるで人間は生まれながらに呪われているかのようで、かなりショックだったのを思い出す。
バランシンの世界は洗練されているのだが、あの4型をどのように好意的に解釈したらあんなに美しくなるのだ? 


実はこの日、開演前にパーティーに出、いい赤ワインを2杯飲んだ。
飲んでいる時は気がつかなかったのだが、開演時間が迫り、小走りでロイヤル・オペラハウスに到着して席に着いたら一気に睡魔に襲われた。ドイツから帰ってきたばかりで寝不足だったのだ。

ダンサーがだぶって見えるのを「えへへお得だ」と思いながら見ているというのは、まあやっぱり、かなり正気ではなかったのでしょうか。
カルロス・アコスタ(Carlos Acosta)とティエゴ・ソアレス(Thiago Soares)のデュエット、アコスタx2、ソアレスx2の4人に見えたのはゴージャスだったな(笑)。アコスタの下腹がやばいんじゃないかとそこが気になり、いや、あれも物体の輪郭がぶれて見えたせいだと思いたい。

ディズニーの映画「ダンボ」の、ダンボがラリって見た世界がわたしにも見える...やっぱりバレエ鑑賞前は完全に素面でいるべし、と心に誓った。



こんなん、バレエの感想ではないですね...


(写真はroh.org.ukより)
コメント ( 0 ) | Trackback ( 0 )