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song of the earth




2014-1025シーズンのロイヤルバレエを見るのはこれが最後。

この一年間だけでも、何回通っただろう!


「英国に住んでいる間に英国住まいだからこそできる何かをしなくては」とあせったこともあった。
英国刺繍を習おうか、英国式フラワーアレンジメントを習おうか、まあその程度なのだが。

しかし考えてみれば、世界トップクラスのバレエ、クラシック音楽、そして美術館の常設展と特別展など3度の飯よりも好きなものを、年間を通していつでも鑑賞できるというのは、何にも代え難い経験なのではないかと思うようになった。

今後は「英国だからこそできること」、つまり現在自分が置かれた場所でできることすべてにもっと謙虚になって取り組み、そして文化の充填だけではアンバランスなので、放出もしていきたい。具体的には教育格差著しい英国において、無料私塾みたいなところで学ぶ喜びを教えたい。


......


昨夜はロイヤルバレエのプリンシパルの一人、ローレン・カスバートソン(Lauren Cuthbertson)が、骨折からの復帰第一夜だった。彼女の熱烈なファンである娘は顔を真っ赤にして感動していた。そういう娘を見るだけで親は満足だ。
その復帰作のSong of the Earth、ロイヤルバレエの公式解釈とは違い、わたしには天使(白のコスチューム)、人間(グレーのコスチューム、黒とのブロックカラーもあり)、死神(黒のコスチューム)に見えるのだがどうだろう(右上の写真。www.roh.org.ukより)。パスカルが人間を天使、獣の中間者、すなわち超自然と自然との中間に位置すると考えたみたいな...感じだ。

Afternoon of a Faunは、わたしはニジンスキーのを期待していた。サラ・ラム(Sarah Lamb)美しすぎ。

In the Nightを踊ったマリアネラ・ヌネツ(Marianela Nunez)は別格。ショパンの超ポピュラーなノクターンが気に障ったが、それを差し引いても素晴らしかった。



ロイヤルバレエでも秋から始まる2015-2016シーズンのブッキングはもう始まっていて、早速「ロミオとジュリエット」「くるみ割り人形」Raven Girlなど名作が目白押しだ。
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