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マリインスキー・バレエ@ロイヤル・オペラ( ドン・キホーテ)




バレエの劇場シーズンは6月中に終わる。
再開は9月まで待たなければならない。

この夏の期間はツアー興行の期間で、ロイヤル・バレエ団も海外ツアーをし、英国にも外国のバレエ団が来る。

毎年、ロシアのバレエ団の来英と旅行のスケジュールとのすり合わせに悩むのだが、今年はパスポートが手元にないので思い切り気楽にチケットを購入した。


今年はマリインスキー。

2014年の来英では、念願だったアリーナ・ソモヴァ(Alina Somova)の「白鳥の湖」だけを見、ユリアナ・ロパトキナ(Uliana Lopatkina)の回は後ろ髪を引かれながら人にチケットを譲り、「次回までに引退していないといいけど...」とつぶやいたのだった。

関西弁で「マンが悪い」、なんとルパトキナは怪我に続き、今年6月に引退を発表したばかり...
もう彼女がマイインスキーで踊るのは見られないのか...

ソモヴァは来英メンバーに入っていない。


あ、話長い。


そして、昨夜。

「ドン・キホーテ」は話の筋も、キャラクターも、音楽も、振り付けも、この世の楽しさがすべて揃ったわたしの大好きなバレエだ。

クラシックバレエのヒロインの中でも、最も魅力的なキャラクターと言っていいキトリ役がヴィクトリア・テリョシキナ(Viktoria Tereshikina)でワクワクが止められず、ドン・キホーテその人自身のように蠱惑されてしまった。

ロシア人ダンサーは、ある面、この世のものとは思えないほど、この世の言葉が遠く及ばないほど美しいが、反面「ダンボールの切れ端」と表現されるくらい、パーソナリティに欠けることがある。
しかし、彼女はなんとバランスのとれた素敵な踊りをすることだろう。


驚いたのはダンサーの身体の大きさ。ロシア人ダンサーが長身なのは周知の事実にしても、特に男性は2メートルはあるかというようなダンサーが揃っていて、大きいからといっていいというわけではないが(事実、むちむちした人が結構...)近くで見るとすごい迫力だ。

あ、ずっとキャリアの行方を注目していたクリスティーナ・シャプラン(Kristina Shapran)が群舞の中にいるのをすぐに発見!


夜は13度以下まで気温が下がり、素敵な夏の夜という感じではなかったが(ガタガタ震えるほど寒い)、スペインの明るさに心が躍って笑顔がコントロールできないほどだった。


「白鳥の湖」も楽しみ。




(写真はROHから)
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