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Brugge Style
brown heart gardens
メイフェアには、一般的に「一流」と定義されるすてきなホテルがいくつもあり、レストラン施設もいいのが入っている。
特にこういう場所が好きというわけでもないと思うのだが(いや、好きだろう・笑)、周知のようにロンドンでは食事にがっかりさせられることがものすごく多いので、絶対満足したい場合にはどうしてもこういう場所に足が向くのだ。
例えばうちがよく利用する、コンノートのエレーヌ・ダローズ、クラリッジのフェラ、ドーチェスターのアラン・デュカス、ボーモンのコロニー・グリル。
ホテルのバアはお茶をするにも使い勝手がとてもいいので(ロンドンでは、紅茶「だけ」を飲める、ちゃんとした施設が驚くほど少ない)バアもよく使う。
夫が特に好きなのがボーモンのアメリカン・バアだ。
単にいつも静かで空いていて、装飾があっさりして、ものすごく気がきく素敵なウェイター氏がひとりおられるから。
あ、また話が長い。
ここからが今日の話。
で、ボーモンにはアメリカン・バアのためによく行くわけです。
ボーモンの真ん前にある、マニエリスム様式のパビリオンがある石造りの「ブラウン・ハート・ガーデンズ」が常に気にはなっていた。
気にはなっていたが、いつもアメリカン・バアが目当てで来ているので、ガーデンズの中に入ってみることもなかった。
先日、お客さんとボーモンを訪れて写真を撮ったりしていたら、ちょっと調べる気になり...調べた。
ブラウン・ハート・ガーデンズは、もともと20世紀初頭には労働者階級の公園として作られたが、すぐに変電所として改築されることになり、しかしウェストミンスター公爵が「労働者の公園は残すべし」と主張したので、変電所の上にこういった石造りの公園が作られる顛末になったとか。
今は小さなガラス張りのカフェがあったり、内部も素敵みたいです。
次回、ボーモンに行くときは、そしてもし晴天ならば、ちょっと入ってみたいと思う。
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