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ブルージュの飲食店 2020年早春版




年末から今年にかけてブルージュにかなり滞在した。

ブルージュのレストランのおすすめを聞いてくださった方へのお返事を書いたので、久しぶりにこちらにも載せようと思う。2020年最新版。
なお、最近一回以上行ったところに限っている。
(ブルージュのレストラン情報などの過去記事は、現在の事情に基づいていないのでご注意ください)



De Jonkman
ブルージュ中心部から車で10分かからない距離にある一軒家。
大通りから敷地内、エントランスへのアプローチも素敵で盛り上がる。
ロンドンでは例えばいいレストランは、多くがいいホテル内部にあり、それはそれで華やかな劇場型とでもいうのか、楽しみがあるが、一軒家はプライヴェートな独特の雰囲気がとてもよい。

食材は当然、準備の仕方や料理の仕方もレベル高く、意外性や驚きもあり、またサービスも気取りがなく、細やかで素朴、「ベルギー的」でとてもよい。誰が行ってもよくしてもらえると思う。
断言してもいい、パリの同クラスの店に勝ると思う。

記念日には絶対におすすめ。
この冬いただいた中では、ベルギー最後の牡蠣業者(在オステンド)の牡蠣が思い出に残っている。



L.E.S.S
かつて、ブルージュから車で20分くらいの距離の街にHertog Janという素敵なレストランがあった。
そちらを閉めて、’t Zandザンド広場に開店した「炉端」風のレストラン。

内容は炉端というよりも80年代に流行ったおしゃれな無国籍・多国籍料理といった雰囲気。
ハマチの刺身あればキムチあり、ベルギーウナギの蒲焼風(ポン酢で)もあれば、炉端で焼いた立派な牛肉が入ったマサラカレーもある。
炉端と思って行くと値段に驚くと思われるので、ベルギーではこういうスタイルが今ヒップで、ローカルで常に賑わっている夜のシーンを見学に行くつもりで...居心地はとてもいい。

こちらはシェアして食べるのも売り。食事を「シェア」するというのはベルギー人にとっては新しい概念なのである。
文化や習慣ってほんとうにおもしろい。
わたしはもともと自分が空気が読めない(B型)というのを気にしていて、シェアすると他の方が気を使われているのが分かり、こちらがどう気を使い返したらいいのか分からなくなるのでシェアは嫌いなんだけど(笑)。




L.E.S.S名物のヴァニラ・アイスクリームをサーヴしてもらう。
これに暖かいチョコレートソースをやかん(おしゃれなやかんよ。笑) からかけてもらうと、
ベルギー人大好き、どこにでもデザートメニューに載っているDame Blanche




Franco Belge
友達から評判を聞いて行ってみたいと思ってはい、今回偶然別の友達に誘われて行ってきた。
Langestraatラングストラートは、中心部に近い方にはレストランDe Karmelietカルメリートなどがある通りだった。

が、市門に近づけば近づくほどなんとなく荒んだ雰囲気になり、昼間から飲んでいる人のいるブラウンパブなどしかないエリアだった...
家賃も安く、空きも多かったせいだろうか、若い層が出店し始め、例えばレストランのSans Cravateサン・クラヴァット(最近行っていないので評価は控えるが、以前は確実によかったです。次回行ってみたいな)などもでき、再開発進行中。
そういう通りの真ん中あたりにあるレストラン。

フレンチとベルジャンの料理のフュージョン、とても丁寧に作ってあり、小さい前菜がいくつも出るのが好み。
この手の店にしては値段は手頃な方だ。



Quatre Mains
今、たぶんブルージュでローカルに一番流行っている店のひとつ。
こちらも一皿をシェアして食べるのが前提のカジュアルな店。シェアが嫌いなわたし(うん、食べた気がしなかったよ...笑)には不向きだが、いろいろ少しづつ食べたい人にはおすすめ。メニュー的にはフォアグラやタルタル、ピザ、コロッケにスペインのタパス風などの多国籍料理をカジュアルに出す。値段設定も安め。

知り合いのケータリング専門のシェフに意見を聞いたところ、カジュアルで価格を抑えた店の中では一番におすすめしてくれた。
こちらは20年前、われわれが通っていたフレンチレストランでウェイターとして修行していた方がシェフ。なつかしい。



Rock Fort
何度も何度も紹介しているレストラン。ローカルに常に人気で予約が取りにくいのが玉に瑕。ランチは手頃で併設のバア、Bar Salonでも軽食ができる。こちらもおすすめ。



Passage
ブルージュで悩むのがお客さんを「地元料理の店」にお連れする時。
地元料理は地元民は家で食べるものだし、レストランは観光客のものだ。
そんな中で今回行ってよかったのがこちら...好き嫌いをする人が比較的多い英国人のお客さん(彼らは肉はとにかくはウェルダンでないとダメ、生肉生魚ダメ、フォアグラなど内臓系もダメ、名前を聞いたことのない食材は苦手という人が多いの! 子供か!)をお連れするのにも助かった。

週末はローカルでいっぱいで騒がしく、サービスもゆっくり、一皿だけ食べたい時はいいのではないか。「安くて美味しいレストランを紹介してくれ」とよく言われるのだが、ここよりも安いところをおすすめするのは難しいと思うというくらいの値段設定です。

メニューはステーキ、ブイヤベース、ポーク・リブ、フランダース風ビーフの煮込みカルボナード、北海のヒラメのバター焼き、タルタルステーキ、そういったラインアップ。もちろんそのどれもにフリッツ(フライドポテト)がついてくる。
ムール貝やシコンのハム巻きクリームソース等はなかったと思う。

実は夫はここで学生の頃皿洗いのバイトをしていた(笑)。オーナーは変わってしまったが。




エンドレスに出てくるDe Jonkmanのデザート。
こちらは葉巻の形、グレーの灰も再現。彼のスーツの柄までがマッチしていたので撮らせてもらった。
下に写っているのはジャンクなベニエをシャレで完璧に作ったという風のもの。美味なり。
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