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夏を追いかけて bologna



イタリアはボローニャに来ている。

イングランド南部もここにきて最後の力を振り絞るような晴天が続いていたのだが、南へ。

今回はひとり旅。
若い頃はしょちゅうひとり旅をしたものだった...




英国からのイタリア入国は8月末までは5日間の強制隔離が必要だった。

今月から廃止されたとはいえ、入国審査の際は、新ルールを把握しきれていない現場が、「あれが必要なのでは」などと、用意のない書類を要求してきたり、とにかく時間がかかるのではないかと(先日のマドリッド...)思ってドキドキだったのだが、あっけなく入国。

イタリアは日本のパスポートでもエレクトリック・ゲートが利用できるし、南欧は全部同じメンタリティなどと思っていてはダメですね...




美術館入館も、事前にチェックしたイタリア政府の資料では、ヨーロッパ発行のグリーン・パスか、アメリカのCDCのやつじゃないとダメ、ということだったが、ダメ元で入り口で「イギリスのでもいいかしら」って言ったら快諾だった(笑)。
イタリア在住の長い友達が言っていた。(ルールにはなんとしてでも従うなどということのない)イタリア合理主義。いいわー。

初秋らしい素敵なお天気で、街は学生らしき若い人たち(大学が始まったのかしら)と観光客でめちゃくちゃ賑わっている。




すでにおいしいものをいろいろ食べたが、ダイエットコーラを頼んだレストランで、おまけで出してくれたこの釜焼ピザ、オリーブオイルとおそらく少量の塩、ボローニャソーセージの薄切りが乗っているだけなのだが、この世にこんなうまいものがあっていいのか? というほどおいしかった。

「これ、めちゃくちゃおいしいですね!」と言ったら、かっこいいウィエイターさんがはにかんだ。イタリア男もはにかんだりするのね...


明日からは本番、ミラノ(ミラノ・デザイン・ウィーク中)、パルマ(どうしても見たい展覧会がある)、マントヴァ(リゴレットが英国ロイヤルオペラで始まる...ってこれはこじつけ)などへ。
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