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rose des sables 砂の薔薇




「日の没するところ」の日の出は遅い。
今朝は7:00。
写真は8:00ごろのもの。
モロッコの伝統的な薔薇色の建材で建てられたポルティコが、施設中央にある人造湖に映る。


モロッコのアマンホテルが、新型コロナに関する政府の要請により5割で稼働していると聞いて、夏休みを過ごしに来た。

アマンならではの、広大な敷地にヴィラ形式の客室が39棟...建築は屋外と屋内の境界が曖昧で、密になりようがない。
ヴィラに籠りきりのゲストがいない可能性はゼロではないが、全く見かけないこともありえないので、われわれ以外はフランス人の家族のみ(今日あたり)。

最も暑い季節、三密を避けるには最適か。

これから2週間、移動もせず、観光もそこそこに、ホテル内に籠って過ごすバケーションになるだろう。

......


モロッコのアマンは、東南アジア圏外にできた最初のアマンなのだとか。前回来たのは出来たてだった20年前。
ライブラリーにはなんとわたしが置いていった上野千鶴子さんの本が、表紙も太陽に焼かれて白くあせ、残っていた。 サインしておけばよかった(笑)。

他のアマンと最も違っている点は平らな敷地に建っている、ヴィラが集合して建っている、の2点だろうか...というのがわたしの印象(ヴェネツィアや東京など都市のは除く)。

モンテネグロも、ギリシャも、トルコも、バリ島の各アマン施設も、どこも緩やかな丘陵に建っている。
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