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日はまた昇る




前回の「日没を引き継いで、今回は月夜」と書いたのを読まれて、「あ、次回は絶対に夜明けだ」と思われた方、いらっしゃるに違いない。




レヴィ=ストロース大先生は『悲しき熱帯』の中で、「朝日」にはそっけない。

「曙光は人間に、寒暖計や気圧計や、文明化されていない人々にとっては月の満ち欠けや鳥の飛翔、あるいは潮の干満などの補いになる指示を与えるに過ぎない」
(レヴィ=ストロース著 川田順造訳『悲しき熱帯』中公クラシックス 97ページ)

わたしはつい拝みたくなるけど。「希望」だから。
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