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Brugge Style
九重の京都
4月から5月にかけての日本滞在記、やっとここまできた...
週末(<もう明日)からまた別のところへ行くので、それまでにできるだけ書いてしまいたい。
漏れてしまったあれやこれや、特に故郷神戸で過ごした、音楽用語の「フィル・イン」的な瑣末なあれやこれや(つまり行事と行事の間の即興的な行動)たくさんあるのだが。そういうものがたくさんある人生は豊かなのかも? などと考えてしまう。
がんばって上げているのは自分のためで、日本で世話してくれた友達にあらためて感謝表明する、記録する、などを兼ねている。
今日は京都に出かけた話を。
今回は一回しか行けなかった京都。
神戸からは1時間ほどで到着する。
夫はまだ来ていなかったので、観光はナシ。
お稽古の帰り、お庭を拝見する。
お蕎麦屋さんで京都名物にしんそばをいただく。
京セラ美術館へ。
京セラ美術館は建築そのものがすばらしい。スタッフの方もものすごく感じがいい。
わたしは美しい階段の造形に目がない。
丹羽阿樹子は、上村松園のお弟子...モダン・ガールズ・コレクションを見に行ったのだ。
昭和初期の作品『ゴルフ』と『遠矢』。
目の前の平安神宮に参拝。
そこからはタクシーを飛ばして香木店、山田松にうかがう。
小雨の京都御苑を横切って歩く。
村上開新堂まで歩き、友達が注文しておいてくれたクッキーを受け取る。
ロシアケーキの葡萄ジャムサンドが大好物なの...
寺町の鳩居堂の店内をサメのようにぐるぐると遊泳、買い物。
わたしはポチ袋、一筆箋、懐子の熱烈なコレクターなのだ。
四条河原町まで戻り、BALをひやかし、フランスの香りのOfficine Universelle Bulyの店構えに驚いた。
神戸にも出店しているが、神戸の店舗はパリにあってもおかしくないようなデザイン...京都店のほうが断然いい。メゾンなら、なおいいのに!
店構えのために思わず買い物しそうになったが、欧州に帰ってから買えるじゃないと思い直す。「ヤバい」とはこのことだ。
河原町通りで突然あべかわが食べたくなり...夕食前だが、もちろんいただくことにする。
ここから一枚も写真がない。
夜は友達と町家を改造した西洋料理店へ。
自分でビジネスを展開し、創造的で美的感覚の優れた彼女と話すのは楽しい...英国へ遊びに来るよう熱心に誘う。
共同でプロジェクトを発足する話が出、来年は面白いことが起きそう!
京都にはなんでもある...ほんとうになんでもある...九重に。
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