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Brugge Style
CHANEL@ヴィクトリア&アルバート博物館
このガラス張りの階段はもちろんシャネルのメゾンを模している
ロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館が、フランスのクチュリエールであるガブリエル・シャネル(Gabrielle Chanel)のスタイルと作品に焦点を当てた展覧会『ガブリエル・シャネル展』 Gabrielle Chanel Manifeste de Modeを開催している(2024年2月25日まで)。
Manifeste de Mode、スタイル宣言...とでも訳そうか。
彼女は誰とも違うスタイルを持っていた。
婦人帽子専門店をパリのカンボン通りに開店した1910年から、「女性をコルセットから解放した」服へ。
彼女自身の独創的なファッションセンス、生き方、デザインを遍歴、最後のコレクションを発表した1971年までの軌跡を紹介する。
シャネルは21世紀の今日、インスタグラムの華としてもあまりにも有名である。
そうだ、彼女自身が言ったように、「流行(ファッション)は移ろい、スタイルは永遠」なのである。
もちろん敬意を表してシャネルのジャケットを着て行った。
娘が誕生した頃に買った古ーいシャネル。カール・ラガーフェールド時代のもの。
バッグは去年、日本のシャネルで修理してもらった、わたしが今の娘の年齢の頃に持っていた80年代後半のものを使った。チェーンを付け直してもらったのでその部分はピカピカだ。
新品のシャネルをお持ちの人たちの間では恥ずかしいのでは、と思ったが、娘は「今、お店で誰でも買えるものよりも、昔のものの方が価値があるに決まっているじゃない。展示してあるものも古いものでしょう?」と。
そういえば今と昔では使っている皮革が違う、とパリのメゾンの人はおっしゃっていた...
と、古着に身を包んだ古い人(<わたし)は負け惜しみを言う。
気温は20度以上だったので、下に白Tシャツを合わせ、シャネルの赤い口紅を塗った。
シャネルは、女性のファッションを革命的に変えたという。
それまでは普通だったコルセットをやめ、ジャージ素材などを使った、シンプルで快適なデザインを提案した。
彼女の作るシンプルで洒脱な「リトルブラックドレス」もとても魅力的。
わたしが一番好きな映画『去年マリエンバードで』で、デルフィーヌ・セイリグが着た、リトルブラックドレス。
また、今回の展示の仕方で可視化されていたのは、「シャネルらしい」筆頭のツイードを使ったシャネル・スーツが生まれるのは、彼女と英国の上流社会との関わりができたからだ。男性のものとされたツイード生地を、コンパクトで愛らしいスーツに仕立てた...
ベージュのツイードにショッキングピンク。
60年代前半のデザイン
香水のクラシック「シャネル5番」は香りもパッケージもあまりにも有名だ。
昔の香水の瓶や、化粧品のパッケージの洗練されておもちゃのようになんと可愛らしいことよ! 薬瓶からヒントを得たという瓶、ぜんぜん古びませんね...
キルティングのシャネル・バッグ、そして黒とベージュのコンビの靴。
ジャラジャラしたファッションジュエリー...
80年代に買ったシャネルのジュエリー、まだ持っています...
おばあさんになったらまたつけたいな!
わたしはカタログと、シャネルの香水瓶の大型ポスターを買った...
布バッグが一番人気のよう
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