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Brugge Style
食べにくいものがあるとしたら
前回、「ロンドンにはもう一軒おいしいケーキを売る店がある...」と予告したので今日はその続きです。
写真を撮るためにわざわざケーキ買いに行っちゃった!
ロンドン・メイフェアのホテル、コンノートThe Connaught内(入口は外から)に比較的新しくできたところ。
コンノート・ホテルのアイコンになっているグレイハウンドの形をしたチョコレートムース...
これが見た目が美しいだけではなく、非常ーにおいしいの! でも一口目を食べるまでに時間がかかる。食べにくい。グレイハウンドがかわいそうだからである!
人間は、「顔」のあるものに対しては敏感に反応する。
週末、ある飲茶のお店で、甲斐甲斐しく働く配膳ロボットを見た。このロボットには顔がついている。顔がついているが故に、人は丁寧に優しく接する、と思う。
例えばラックだけのロボットならばこれほど感情移入しないんじゃないかな...
カフェ自体も愛らしいです。
お茶を飲んでいるうちにどんどん日が暮れていく...
ピンク色をした魅力的なケーキがたくさんある。わたしはこちらのモンブランも好き。レモンピールとの組み合わせで!
そうだ、わたしは犬も猫も大好きだが、犬、お好きですか?
では、「私は犬が好きです」と、英語でどうぞ。
I like dog.
と言ってはいけません。
I like beef. 「私は牛肉が好きです」と同じように、「私は犬肉が好きです」という意味になってしまう。犬肉、食べにくい、いや食べられない...
冠詞は日本語話者には最難関の一つではないだろうか。
この点、娘に80年代の名著『基礎からの英語』を見せたらば、「こんな構文から習うから話せなくなっちゃうのよ。これが80年代の出版であることを差し引いても、こんなしゃべり方する人、デイビッド・アッテンボロー卿(Sir David Attenborough 英国の人気抜群の動物学者、植物学者)くらいよ」と。
それでもわたしがこんにち、まがりなりにも英語の読み書き会話ができるのは、『基礎からの英語』と『英語の構文150』を使って受験勉強をしたおかげである。
I like dogs.(私は犬はなんでも好き)
I like the dogs.(私はこの種類の犬が好き)で、お願いします。
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