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霧深きブルージュ




写真、ぜんぜん霧深くないやん!

先週土曜日に、わたしはロンドンでバレエを2本見るため、夫は2泊4日でアメリカ出張のため英国の家に戻り、昨夜水曜日、またブルージュに戻ってきた。
夫は朝6時半にヒースローに着き、帰宅して整えて正午過ぎには大陸へ向けて出発したので、ご苦労なことである。

夫はブリュッセルで仕事、わたしはまるで20年前、乳母車に娘を乗せて1日街をさまよっていた時のように時間を過ごしている。


昨夜は霧が深く、ディナーへ歩いて行ったら、雨に降られたかのようにコートが濡れた。
街には人影も少なく、観光客向けのレストランはどこもガラガラなのが通りからも見えたが、ローカルが行くレストランは水曜日の夜でもほとんど満席だった。

その様子はまるで、真夜中の山でおじいさんが明るい光を見つけ、近寄って行ったら楽しそうな鬼の宴会だった...みたいな感じ。コブは取られなかったけど...(ちなみに『こぶとりじいさん』って、正確には『こぶとられじいさん』ですよね?! ね?!)

今朝も運河にかかる橋の上を霧の向こうに渡ると異世界、鬼が宴会...そんな日かなと覚悟して(いや、わくわくして)いたら、朝からこの冬晴れ。


ホテル客は今夜はわれわれだけだそうで、今夜も霧が深いならロマンティックかもしれない。
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