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オードリー、麗しの。




オードリー・ヘップバーンお好きですか?

日本では大人気のオードリー・ヘップバーンは、欧州ではそれほど人気があるわけではないと聞いたことがある。
うむ、ヨーロッパはハリウッドで活躍した女優に冷たいのかもしれない。ちなみにオードリーはベルギー出身。

実際どうなのだろうという気持ちで見に行った、ナショナル・ポートレイト・ギャラリーで開催中の

オードリー・ヘップバーン展。

大変な賑わいだった。


「あなたはオードリー派?グレース派?」という雑誌の特集記事がナンセンスに思えるほど、わたしは若い頃は彼女らの良さが分からなかった口だ。

あの佇まいや服飾品はハイセンスな映画という額縁があってこそと思っていたのだ。


そんなわたしでもやっぱり素敵だなあと思ったポートレイトの数々が展示されていて、彼女がどんな役からも生臭さを消し、浮世離れした雰囲気にしてしまったのは、
あの首の長さか
憂いある瞳か
クラシックバレエという素養ゆえか。


夏のための、可憐で爽やかでちょっとセンチメンタルにさせられる、彼女自身のような清涼剤的展覧会だった。
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