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カマルグ手前の「南仏のヴェネツィア」




モンペリエをかすめ、カマルグを抜ける地中海の塩湖沿いの道を車で走る。

カマルグは広い。

そして桃色の鳥がたくさん! フラミンゴだ!
バージュでは飛来を待とうかと思ったあの鳥。

神馬のような白いカマルグ馬もたくさんいる。

なんと優雅な世界。

フラミンゴは近距離では目が虚で怖いので距離感があった方がいいのだが(ほとんど恐竜)、次回はiPhone以外にカメラも持参しよう...
上の写真で点々と写っているのがフラミンゴです。下手くそな写真のせいでフラミンゴではなく、ミジンコみたいだ。




その手前、予定にはなかった昼食を取るために立ち寄ったセートSèteという街。
「南仏のヴェネツィア」「ラングドックのヴェネツィア」と呼ばれる海水浴場、というフレーズにひかれて。こう言われてはヴェネツィア贔屓は避けて通れないのである。






ヴェネツィアというのはいくらなんでもおおげさだ。

ミディ運河が何本かあり、まあ言いたいことは分からなくもない。

街なかはフランスらしくて居心地がいい。




こういった、名前すらも知らなかった街で立ち止まり、2度と来ることもないのだろうと思いながら風景を眺め、2度と会うことはないのだろうと思いながら人と接していると、自分の世界の外にまた別の世界が隣接して(重なって?)あるのが感じられ、落ち着かないような、幸運を祈りたいような、妙な気持ちになるのである。

フラミンゴや白馬の優雅(そうに見える)動物の世界も。
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