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千本鳥居




日本滞在中、スピリチャル系にくわしい友人に、伏見稲荷を参拝した話をしたら「何かありましたか」と聞かれた。

彼女は伏見稲荷に行くと必ず不思議な体験をするそうである。

あの、聖域と俗域のアマルガム。
祭祀施設と生活施設が織物の模様のように分けがたく共存している不思議なエリア!

たとえば前回ご家族と出かけた時は、後からゆっくり千本鳥居を登ってきた彼女のお母様が、同じ時間に同じ場所にいながら、携帯電話でやりとりしても、どうしても彼女と妹さんを見つけられず、一瞬の「神隠しにあったのでは」とか。


わたしは「そういう話」をあまり信じていないほうかもしれない一方で、体験談を聞くのはとてもおもしろいと思っている。


彼女に聞かれるまでは変でもなんでもないと思っていたが、そういえばこういうことがあった...

銀髪の長髪の人物が自分のまわりに現れたり消えたりしたこと。

男性なのか女性なのか不明の、銀の腰まである髪(ただし美しい髪ではなかった)の人物がひとり、銀縁眼鏡をかけているため表情もあまり分からず、わたしが降っていく道すがら、現れたり消えたりしたのだ。

昼間の光の中でこそなんとも思わなかったが、お稲荷さんのお社がにょきにょきと地面から生えてきたかのようなこの場所で、暗闇の中でこの人物に出くわしたとしたら...

銀色のお狐さんだったのでは...と友達と笑った。


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