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Brugge Style
静かで美しいこと
月曜日。快晴。
芝を刈り、冬の間は物置にしまってあったパラソルをテラスに出して、ガラス扉を洗う。
熱い紅茶を入れる。
清貧、という境地からは遠~いところにいるが、ワタクシの憧れ。
無私で、つつましく、整った生活をすること。
磨き込まれたガラス窓、庭に咲いた花、春の光...はどれも清貧。
だから今日は幸せ。
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creme de marron
友人からの頂きもの、Fauchonのcreme de marronでマロン・ムースを作ってみたら、これがなかなか手前味噌、上手くできた。
小さなグラスにまずジェノワーズを敷き、シロップ漬けマロンをのせ、さらにマロン・クリームのムースを流し込んだスタイル。いくつかのレシピの組み合わせである。
その後もcreme de marronは半分くらい残っていたので、桃の節句にデザートとして小布施の栗きんとんをまねてみようと思いたったが、「あれ、このままで十分やん?」と、そのままお皿~胃の中へ。
ベルギーのスーパーではフランスもののcreme de marronが何種類か手に入るが、そのまま食べて和菓子!なのはFauchonのこれにつきる。欧州にお住まいの方、おすすめです。
....
濃桜色のラベルがかわいい「Fauchon」(まさに「記号」!)のマロン・クリームを消費するワタクシ。今週7日にはボードリヤールが死去。大学時代、わたしの中でもかなり流行った...
彼自身が記号でしたとさ。
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書店の匂い
昨日のニュース記事、激しく気になる...
日本の書店が、集客/販促のために店内にアロマを取り入れるとか。
絶対反対!(笑)
本屋のあの独特の匂い、紙の、インクの、えも言われぬ匂い。
旭屋の、紀伊国屋の、ジュンク堂の、海文堂の(関西ばっかり)。大学生協も入れておこうか。
米国の巨大チェーン店、しかもカフェが併設されているところでは、紙の匂いにからみつくコーヒーの香りに恍惚として...しまいませんか?
衣料品や宝飾品を扱うお店、ホテルなどが香りを取り入れるのは結構。でも本屋はやめて。
ついでに文房具屋も紙の匂いで直球勝負、お願いします。
紙の匂いには、充分癒し効果(つまりこの場合の集客効果)がある...この感覚って、ワタクシの妄想でもなんでもなく、一般的なものではないかと思うのだが、いかがだろう。
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変わる、タイミング
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そのスタイルに移行するタイミングというものは自然とやってくるのか、自分できっかけを作らなければならないのか。
あ、強烈な女性を見てしまったもので...
パリでコレクションを見て、用事をすませて適当なカフェに入ると、母娘と思われる2人がこちらに背を向けて立っていた。
どうやら他の知り合いと話している様子。
娘の方がわたしの所有しているものと同じPaule Kaのワンピースを着ていて、それがすっばらしく似合っている。鎖骨辺りまでのふんわりした金髪のボブ、バービー人形のような体型、華奢な靴。かわいい~。
押し出しのよさそうな母親は背が高く、50代くらい、贅肉がたっぷりある女らしい体つき、Chloeのパディントンにジーンズ、ピン・ヒールのブーツといういでたち。
めっちゃ観察してるワタクシ。
ところが。
...その女性2人、実は母娘ではなく友人同士だったのだ。だってバービー娘、振り向いたら(細いだけに皺の多い)中年女だったの...
もう激しく突っ込みを入れる。1人心の中。
いや、たしかに細身を保ったパリ女にはいつまでもラデュレのお菓子のようなかわいらしい服装が似合う。
わたしが見たパリコレのショーもかなりの割合でかなりなマダムばかりだったし。
日本では若い雑誌に掲載されているPaule Kaにしたって、どちらかというと40歳以上のマダムが着ていることが多い。
わたしもできれば何とか体型と髪の艶を死守して、Tomas MaierのBottega VenettaやIvana OmazicのCelineのような、華麗で、しかも卒倒するくらいかわいい~~~お洋服を着続けたい!
でも外見のスタイルには甘さの微塵もない、かっこいい老マダムにもなりたい!
気分によってこの両極を両方楽しめたら別に悩むことはないのだが、若い頃とは違い、極を行き来するのは無理があるような気がする。
ある日、今日からかっこいい老マダムになろう、と決めなければならないのか、それともある日気が付くと手持ちの服と共に髪の色が全く変わっているのか...
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/69/b762b9ab1be90629cf2e72ecebe76f00.jpg)
そのころもまだこのブログが続いていたら...
悲劇的ではある(笑)。
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