日本・ベルギー・英国 喫茶モエ営業中
Brugge Style
bruxelles!

昨日は在ベルギー歴の長い美女7人に囲まれ Moet 会をしてもらった。
わたしはなんという果報者だろうか。今後は善人としてこの世を渡って行くことに決めた。
帰宅途中、ブラッセル市内で牛歩のような渋滞に巻き込まれていたら、なんと後ろを走っている車が知り合いの車だった(先に気づいたのは彼の方)。
ミラーを使って測道のガソリンスタンドに駐車する旨をジェスチャーで告げると、魔法のようにそれが通じて夕暮れのジェネラルジャックのガソリンスタンドで再会を喜ぶことになった。
おそらく日本男児は「抱き合って再会を喜ぶ」(しかも相手は中年女)という習慣を持たないのだろうが、こちらに合わせてくれた。
わたしの脳内ではすべて映画のような演出であったことを付け加えておこう。
ブラッセル。
ガソリンスタンド。
異国で再会する日本人。
夕暮れ。
もうすぐこの地に別れを告げるわたし。
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cafe bleu
今朝11時まで寝ていたせいで今夜寝られるような気がしない。
夫と娘を英国へ置き去りにしてブルージュですてきな独身生活をしているのだ。
昨夜は映画を見ようと思っていたのに、結局朝4時までネットで調べもの(寄り道ばかりしていたが)をし、午前中一杯惰眠。
目覚めの紅茶とワッフル。
読書とゲランのパック。
で、「お別れ会」と称して、夕食に行き、
夫に頼まれた本の選別、未完に終わった。
CDは夫がすでに段ボールに詰めてしまっていた。キッチンにわずかに残ったのはポリーニのショパンとビル・エヴァンスのアンダーカレントと...今これを書きながらスタイル・カウンシルのブルーカフェ。
ポール・ウェラーのような男が一緒に飲んでくれるならとっておきのシャンパンも開けるんですが。
もう寝ます。
せめて美しい人とシャンパンを飲んでいる夢くらいは見たいです。
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英国のお紅茶

これも神戸のハイカラさんが始めた言い方なのかもしれない。
子どもの頃はトワイニングの緑(ペパーミントグリーン)缶。あの缶、今はデザインが変わってしまったが、子ども心にすごくおしゃれに見えた。
また、大叔父がソ連からかどこからか持ち帰った紅茶は「ソ連」のイメージがあまりに恐ろしくて飲めなかった記憶がある。
高校生の時、母がチャリティーグループの中心になってスリランカに学校を建てた縁があり、ヌアラエリアの木箱が家にごろごろしていたし、同時代、わたしの紅茶道は昔神戸にもあった紅茶専門店ムジカが原点になり、
とにかくわたしはコーヒーよりも「お紅茶」党なのである。
で、紅茶と言えば英国、英国と言えば紅茶だ。
スーパーに行っても紅茶の種類が多い。すてきだ。特に一日何十杯も飲むミルクティーのための濃く出る裸のティーバッグ廉価版が豊富。
レストランやカフェでも確実においしい飲み物が飲みたければ、コーヒーよりも紅茶を頼んだ方がいい(これがベルギーだったら逆なんですな)。
こないだ誘われたお宅では、これ、炊飯器ですか?と見まごうくらいの大きさのティーポット(10人分とかかなあ)が2つも出て来た。
また、子どもが約束する時も「遊びに来て」とは言わず、「ティーに来て」、大人が誘い合う時も「ティーしましょうよ」と、やたらティーティーと言うので、へえ!さすが紅茶文化圏!というのが短い英国生活(一ヶ月未満)の感想...
ベルギーだったら
子どもが約束する時は「パンナクック(クレープ)に来て」と言うところである。
日本人もそういえばコーヒーを飲むにしてもケーキメインにしても「お茶に来て」とは言いますよね。
滞在中のサービスアパートにはコーヒーマシンが設置されておらず(インスタントコーヒーがある)、いきおい朝一番も紅茶を飲むようになった。
濃く出るのでミルクをたっぷり入れて飲んだら、コーヒーよりもパンチがある。おいしい。
写真の Peyton and Byrne は、ユーロスターの駅、セントパンクラスを経由する時は必ず買う。
なぜならティーバッグのこのパッケージがダントツでかわいいから。
カモミールは薄い黄色、
スリーピーは水色とか...
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surrey
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写真は今日立寄ったサリー州のかわいらしい村。こういう村がたくさんある。
村...ブルージュってもしかして街?それも大きめの?
...
「英国は学校選びが難しく、またそれが人生を左右するほど重要だと聞いたので、まず娘の学校を決めてから、その近所で、かつ夫がロンドンのオフィスに至便に通えることを条件に家を探しているが、今日もまだ家が決まらない...」
と、ロンドンっ子の友人に話したら、「サリー州だったらそりゃそうでしょうよ!」と言われた。
英国で最も
失業率が低く
犯罪発生率が低く
いわゆる「義務教育修了資格試験」及び「大学入学資格試験」の得点率が最も高く
というのは新聞で読んで知っていたが、
彼女曰く、
気候が安定していて、自然環境がよく、人心穏やかで
ロンドンへも通勤圏内
つまり誰もが住みたがるのよ
その家賃(われわれが毎月支払う予定の予算)なら例えばオックスフォードやアスコットだったら倍の広さの家が借りられるわよ
買った方がいいわよ
と。
サリーってマグナカルタ?としか認識がなかったが、それだけではなかったのですね...
...
今からわたしだけブルージュへ帰る。セント・パンクラスでユーロスター待ち中。
地下鉄の通勤ラッシュの時間で混み方がものすごく、田舎暮らし13年のわたしは面食らった。わたしだって神戸時代は都会の人で通勤ラッシュなどへっちゃらだったのになあ...
幸せとは通勤時間の短さにあるのかもしれない。
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絵はがき
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ブルージュ駅構内キオスクの絵はがきスタンド。
絵はがきを最後に送ったのはいつ、どこからだっただろうなあと思う。
若い頃は旅先からよく送った。
電子メール以前だったから、電話代が高かったから、というだけではなく
まだ外国旅行や旅情報が珍しかったから?
言いたいことがたくさんあったし、この人にはわたしのことを分かって欲しい、と思う人も何人かいたから?
観光写真とキャッチフレーズがピカピカの絵はがきではなく、スタンド中で一番みすぼらしいはがきをわざわざ見繕ったものだ。
その頃は手紙もよく書いた。
女子校時代の友人とは自分たちで取り決めた定形のある手紙(例えば手紙の最初と最後には必ずことわざをギャグにして使うとか、追加:そうやね、R、BGMを指定したりしたね!)をやりとりしたり。
いわゆるラブレターなども(笑)。
またしょっちゅう手紙を受け取った。わたしの友だちは男女共に筆まめな人が多かった...みんな同じように若く、やっぱり言いたいことがたくさんあったのかもしれない。
ファックスで長文の手紙を送り合い、今で言う「チャット状態」なこともあった。
また誰かにブルージュの絵はがきを送ってみたくなった。
(今はいいたいことはここで言っているわけだが)
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