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ダサい国籍





「世界で一番ダサい国籍はベルギー」(某出会い系サイトによる調査)

こういうお遊びは笑ってスルーと思ったのだが、ベルギーファンである友人から「見た?」と怒りのメールが来た。

そういえば、何年か前に「世界で最もブスの多い国」(ソースは失念)でベルギーが選出されたのはみなさま覚えておられるだろうか。


サイテーな国ですなあ。


おかしなもので、Moet は自分がベルギーの悪口を言うのは娯楽だと思っている一方、他人が言うのは許せないのである(笑)。

普段母ちゃんをバカにしている少年が、「おまえの母ちゃん○○○」と罵倒されたら顔を赤くして怒る心理に似ている...と説明すればいいだろうか。



ベルギーはたしかにダサい。

出会い系サイトのアンケートだから、この「ダサい」は「夢がない」に置き換えることができるだろう。質素で実直で、生活の臭いがして、ひらひらフリルのついていない国。セクシーな男女がうるんだ瞳で手招きしない国。ディズニーランドのような魔法のかかっていない国。

でも、「ダサい」のはダサいんだろうか?
「かっこいい」の方がダサくないだろうか?
うん、マクベスの3人の魔女のような言い方だ。


わたしの感想を述べるならば、カッコいい国ランキングの上位の国々は、「マッチョ」な国々で、わたしは「マッチョ」はバカと同義語だと思っているからそれほど魅力的だとは思わない。

婚活サイトに登録しているような類いの諸君が、「アメリカ人やイタリア人と結婚したい。かっこいいから」と今後も妄想して下さって、ベルギーがこのままこんな感じで世間から忘れられたまま「ダサい道」を精進してくれたら幸甚だと心底思う。

だって、真面目で責任感が強く、やさしくてちょっとシャイで、つくすタイプなBくんが、ある日突然モテ出して、勘違いする...なんぞわたしには耐えられない...そんな感じ。
遊び人の色男が多いと言われるあの国の男性より、Bくんはわたしにとってはずっと魅力的だ。一夜限りの極限のエロスとかはないかもしれないですけどね(笑)。

まあ、フェラーリがかっこいいと思うか、プリウスがかっこいいと思うか、そういうこととそう変わらないと思うんですけど。


マジレスすると、東京やNYやロンドンやパリなどの大都市では、お金やコネがたっぷりある人はさぞ愉快で艶のある生活ができるだろうが、世界人口のほとんどである普通の人が、人間らしく豊かな生活を送ろうと思ったならばベルギーほどいいところはないのである。

ああ、国庫が空なので、今後どうなるのかちょっと不安ですが。Bくんはがんばって働くと思う(笑)。

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