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「これはパンジー、もの思いのしるし」のショートケーキ




お客さんのために食用パンジーでショートケーキ(中身はいちご)を作った

お客さんの一人、香港の女の子は、
「香港では材料がすごく高くて誰も家でケーキを作らなくなっている。
それに人々にケーキを焼くような余裕もなさそうに感じる。
だからうれしい」と言ってくれた。

香港の女の子は何でも好き嫌いなく食べてくれるし、
細い体に似合わず大食いの子が多く
みなそろって日本のカルチャーが好きなので
日本人母としてはとても招待しがいがある。

......


田舎に広大な土地を持ち、リタイアして庭仕事に精を出すのは
英国人のライフスタイルの憧れの「上がり」のひとつだ

サリー州や隣のウエスト・サセックス州にはそういった郷紳のような生活をする人が多く
わたしの知り合いの一人も、自給自足で日常の満足を得る暮らしを送っている

彼女は何年か前、趣味の延長で、食用花を育てレストランに納める契約をまとめたが
一度も支払ってもらえず(!)、そのうちにレストランは倒産...

食用花の栽培もそのままやめてしまった


これらのパンジーは、百貨店セルフリッジの食料品売り場に走って入手した

結構いいお値段だったので、来年は家で栽培挑戦してみようかと...
そうしたらいつでもお花でケーキを飾れるのだ!

パンジー、強いですしね、媚薬ですしね(笑)




"There's pansies, that's for thoughts"
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「くるみ割り人形」金原里奈さん




イングリッシュ・ナショナル・バレエ「くるみ割り人形」のオープニングナイト。

クララ/金平糖の精(別名シュガー・フェアリーなど、とにかくこの人物が夢の国の女主人)が金原里奈さん。

かぶりつきで鑑賞してきた。


ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに、金原さん、他のことはもうどうでもよくなるくらいすばらしかったのです!!

体幹が完璧で強く美しい。

特に、金平糖の精のバリエーションは白眉で、バレエを見るのは厭わないが、わたしのお付き合いで鑑賞する夫でさえも「あれはflawless(完璧)だった」「なぜ他のダンサーではなく彼女が踊るのか、ということがはっきり分かった」と言ったほど。
あれが迫真というものなのか。すごかったです。


最近、日照時間が短いせいで、なんとなく不調だったのだが、そんなことは塵のように吹っ飛んでしまった。

この2時間で2018年のすべてがハーモニーに収斂し、2019年もいい年に間違いない、という感じ。縁起物なのだ、くるみ割り人形は。


わたしがいつか大富豪になったら、このお話に関心のある世界中の子供や大人に無料で開催したい。

クリスマスだから夢は大きく。


......




「くるみ割り人形」の語り口にはさまざまあり、よくここで素人のああだこうだを好き勝手に書きなぐっている。
物語をどう語るか、ということにとても興味があるのだ。


わたしはイングリッシュ・ナショナル・バレエの筋が「少女がクリスマス・イブに見る夢」の話を踏襲していて自然でとてもいいと思う。

特に、小さいクララが小さいフレディ(クララの兄弟)と窓辺で外を眺めるシーンにはほろっとさせられる。

が、ロンドンのもうひとつの雄・ロイヤル・バレエの舞台(こちらは辻褄を合わせるために内容をすべて説明しすぎで、装置も少々古臭くなってきた、にしても)に比べたら装置も登場人物もいかんせん地味で、ちょっと寂しい。
普段バレエを見ない人をあっと言わせる彩りや勢いやには欠けると思う。

このツリーはPointe Shoes Appealのためのもの。
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brieと年末の一日




これをつまみながら年末の作業中
ほんとうはあられなんかを欲しているのだけれど...

これはロンドンのChampagne Plus Fromageで調達した「ほんものの」ブリー!!

英国では「英国産」ブリーとか、「英国産」カマンベールなど、つまり
癖の全くないフランス原産のチーズが出回っているが、
(ブリーもカマンベールも、シャンパーニュと同じようにフランスの土地の名前)
自分の鼻が詰まっているのか? と思うほどプラスティック風味なのである

わたしはプラスティック製のものをできるだけ買わない・置かないようにしている

プラスティック製のもの、イミテーションには、
今年話題になったように海洋汚染になるばかりか

ものの存在の背後にある時間性が欠けているからだ


で、ブリーをつまみながら作業のはずが、ニュースをチェックするのをやめられなくなる、と
英国の国会大荒れ、日本株、日本の医学部の差別、河野外相発言、
フランスのデモとテロ、米中対立、プーチンの身分証明書が見つかったこととか(笑)


今夜はイングリッシュ・ナショナル・バレエ「くるみ割り人形」のオープニングナイトへ

陽が短いため、余計に1日が短く感じる
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クリスマス前




大掃除、はかどってます

みなさまはいかが?

昨日は月一で来てくれる窓洗いのプロと
水回り洗浄のプロがタイミングも良く来てくれ

家の内外が一気にさっぱりした


今日は今日とて
今週末はうちで娘がクリスマス会をするので
張り切る夫とともに生のツリーと
スワッグやセンターピースにする花材を買いに行って来た

ヤドリギにいいのがなく、探し回った...


(「はかどっている」と偉そうに言ってはいるが、ニュースをチェックするのをやめて
準備に集中できないのは気になるニュースが世界中から次々次々と入って来るせい...)
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ヴェネツィア・メモランダム




週末はクリスマスパーティ続きであっという間に過ぎて行った。
今日はもう10日。気合を入れて大掃除の続きを...

いや現実逃避でこんなに長い記事を書いてしまった...

今日はキッチンを終わらせます。

......


友達が冬のヴェネツィアへ行くそうだ。

同じ時期に拙ブログ読者の方もあちらへ旅行されるとのこと、お店のおすすめをとおっしゃっていただいたので、わたしなんかよりも詳しくて役に立つ情報をお持ちのブログや本はたくさんあろうが、気を良くして書き留めておく。


実はわたしも2019年1月最初の旅行は夫の熱望でヴェネツィアを再訪する予定でいる。
1月いっぱいはヴェネツィアではいいホテルはどこも閉まっているものの、オフシーズンならではの楽しみ方(主に屋内で芸術鑑賞)をするつもりなのだ。

タイミングがよければブランド店のセールもひやかしたい...
ユーロで統一されて便利なのは便利な一方、リラの時代はイタリア製品はイタリアで買えばやはりだいぶお安かったし、品揃えも違ったりで買い物は今よりもずいぶん楽しかった。


では、小心者ゆえ、レストランではなかなか写真が撮れない性質なので、おいしそうな(実際おいしい)イタリア料理の写真などはないが、ご紹介をば。





写真は左上から時計回りに:

モエ、超オススメのシックな眼鏡屋さん。こちらは眼鏡にご用のある方には絶対にご覧になっていただきたいです! 耽美的な眼鏡。1月に2本目を買おうかな(セール中なら・笑)。サングラスも。
https://www.micromegaeyewear.com

わたしが好きなジェラート屋Grom。チェーン店。ヴェネツィアには数件ある。確かパリにもあったはず...
写真はマロングラッセと練乳で、毎回これを食べた。マロングラッセは季節限定もの。わたしが何度も通ったのはバルナバ広場のお店。1月の季節ものは何味だろうなあ。

ベルナバ広場にオーガニック中心のデリカテッセンEnogastronomia Pantagruelicaがあり、こちらで毎回お土産のパスタやオリーブオイル、チーズ、ビスコッティなどを購入する。チーズは真空パックにしてくれるので冬場なら持ち帰り可能なのだ。11月に買ったものの中ではパルメザンチーズが絶品だった。
親父さんは教えたいことがたくさんあるようで、英語とイタリア語のちゃんぽんでもっていつも長話になる(写真なし)。

オーガニック・デリ店の親父さんに魚料理がいいからとすすめられて以来、何度も行っているお店。
親父さん曰く、シェフが日本人だそう。実際お見かけしたことはない。とってもおいしい!

このパン、fugassa veneziana。帰り際に...と思っていたら買い損ねたので、1月に行ったら必ず。絶対においしいと思うの!





写真左は左上から時計回りに:

ブチェラッティで朝食を。
ブチェラッティ大好き。

サンマルコ広場のこのようなテラス席で座ったらエスプレッソ一杯10ユーロ(千円くらい)くらいするそうだ。同じ店のカウンターで立ち飲みで2ユーロくらい。立ち飲みすべし!
千円なんて安い、と思われる貴殿には、せっかくなので少し歩いてダニエリのロビーのバアをおすすめします。なぜならこの建物はヴェネツイア共和国時代の豪商の家屋がそのまま使われているため勉強になるのです...スポーツウエアを着た観光客だらけのカフェ・フローリアンなどよりもわたしはいいと思う。

古書屋さん。こういう店では古い本の挿絵を買って額装するのが趣味。
https://www.lineadacqua.it
こちらもEmiliana antiquarian Library

このお菓子、どんな味だろう...クインス(花梨系)のお菓子。次回見かけたら食べてみよう。



以下、写真はない...シリーズ。
紙製品のイル・パピロはどこにでもある(ロンドンにもある)。でも、見かけたら入ってしまいませんか...紙袋を下げて歩いていたら、アメリカ人に「このお店、この近く?」と2回も聞かれた。ここよりももっとアルティザン風のお店をご存知なら、ぜひ教えて欲しいです!

レストランは高級店ではRivieraとArva、大衆的で魅力的なMontin。どれも大好き!

お好みが合えばヴェネツィアン・グラスはムラノ島のこちらはいかがだろう。土産物屋で適当なものを買うよりも断然おすすめ。ガイドツアーもあり、これがためになる。わたしも少しづつコレクション中。
https://www.ercolemoretti.it

ムラノ島に、ムラノ・ガラスのビーズで手作りのアクセサリーを作って売る店がある。名前を失念。ここで求めたイヤリングは、世界中どこへ行っても「どこで買ったのか」と質問責めにされるので、1月にはこのお店を探し出すつもり。


絵画芸術に関しては...アカデミア美術館、ティッツイアーノの教会と呼ばれるサンタ・マリア・グラリオーサ・ディ・フェラーリ聖堂などを訪れるだけでも一通りのヴァネツイア派が見られる。グッゲンハイムも必見。
もうひとつの、しかも最大の楽しみは、街のいたるところにある聖堂に手当たり次第入って行って、何があるか宝探し...的な。

とにかくたくさんあるので、わたしはどの聖堂や施設に誰の何の絵があるか、建物の由来は、などのノートを作っている。このノート、手書きで、これこそ役に立ちそうなので公開してもいいのだが、なんせページが多いからどうやってアップしようか。


建築はわたしは断然パッラーディオのファンなので、こちらを重点的に。
パッラーディオのヴィラ巡り、何十年も前にヴェネツィアの水を遡って行ったことがある。とてもすてきだった。


ヴェネツィアのおすすめ、あなたも是非教えてください!
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