タイマーIC555は、音声リレーの製作実験で使ってみたところ、大変便利なICでした。今後もいろいろと利用できそうです(^-^)
使い方の基本は、ネットにもたくさんあるので、そちらを参照ください。
ネットを探しても把握できなかったことについて、実験結果をレポートしておきたいと思います。
何かの参考になれば幸いです(o ̄∀ ̄)ノ”
-----基礎知識-----
・「555のタイマー回路では、2番の電圧が電源電圧の1/3を下回ると、トリガがかかる。」そうな。
・そして、その仕組みは、コンパレータで構成されているとか。
・さらに、NE555等では、出力電流が150mA程度とれるので、リレーを直接駆動できるという。
-----期待-----
ということは、2番の電圧をトリガーがかかる寸前にしておけば、センサー等の微小な信号電圧を与えるだけで、リレーが一定時間動くという、センサースイッチを作ることができるのでは?と思いました。
-----実験-----
これを実現するには、微小な電圧変化でトリガーがかかり、リレーが確実に動作することを検証しなければなりません。
う~む、手堅い。まじめ~(・_・)ヾ(^^;
そこで、図のような回路を構成し、半固定抵抗で、2番にかかるトリガ電圧を微妙に調整してみたのです。
「そんなの、動いてあたりまえじゃ~ん。」・・・・・と思った方は、続きをどうぞ。
-----結果-----
うまくいきませんでした。意外でしょ?(←私だけ?)
発振してしまいました。
リレーが細かくON-OFFを繰り返し、止まりませんでした。
この状況は、ACアダプタ(たぶん、スイッチング方式)電源でも、電池でも同じでした。
-----考察-----
ハッキリとしたことは分からないのですが、たぶん・・・
・定格内とはいえ、出力電流を大きくとったため、タイマーOFF時にIC内に発生するノイズが
無視できないレベルとなった。
・リレーが復帰する際、発生する逆起電力の影響。これもノイズか。
というようなことだったのでは?と思います。
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長くなるので、途中は割愛します。結論を急ぎましょう。
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-----その後の実験結果-----
●シンク駆動にしてみた。
リレーのON-OFF動作が逆になりますが、ソース駆動よりも安定している感がありました。
しかしながら、0.1μFのパスコンを外し、かなり微妙に調整すると、やはり発振してしまいました。
●リレーのドライブ回路を追加。
この回路では、発振することはありませんでした。OK!(`_´)/
-----まとめ-----
出力が大きく取れるICでも、使い方によってはドライブ回路が必要みたいです。
-----感想-----
電子回路は奥が深い。追求するとキリがない。時間と労力をかけすぎた感あり。
-----教訓-----
先に進むには、ほどほどで満足しておくことも必要。過ぎたるは猶及ばざるが如し。
-----今日の天気-----
くもり時々晴れ。(・▽・)г
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タイマIC555の微妙な実験-その2- もどうぞ。φ(._.)カキカキ