この記事には、回路図が掲載されていますが、なんら動作を保証するものではありません。
参考にされる場合は、全てにおいて自己責任でお願い致しますぅ~<(_ _)>゛
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出来てみると、なぁ~んだぁ~ってことありますよね(´・ω・`)
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昨年末から、音声リレー(音でスイッチが入る回路)の実験に明け暮れていました。
このブログにも書いていたとおり、それなりに動くものが出来てはいたのですが、
「何か違うなぁ・・・回路が大げさな気が・・・不安定な感じもするし・・・もっと簡単にできないものだろうか。」(-"_-)ゞ
と思っていました。これまで回路図を掲載しなかった理由の一つです。
しか~し、とうとう満足できるものができました。これですっ(`_´)/
<特徴>
・高感度
6畳の部屋の中、2.5m以上離れたところから、「あっ」っと軽く発するだけで、動作しました。手を叩いたり、指を鳴らしても、舌打ちしても(←なんで舌打ち?)、もちろんOKでした。稼働距離は縮まりますが、音圧が低いと思われる携帯電話のアラーム音でも動作しました。
・簡易
定番で安価なオーディオパワーアンプLM386とタイマIC555を組み合わせただけの回路となりました。
感度については、図の半固定抵抗を、どれくらい微妙に調整するかによります。
感度を高くしようとして行き過ぎると、リレーがON-OFFを繰り返して止まらなくなりますので、そのギリギリ手前に設定します。
しかし、そこまで高感度にすると、椅子が軋む(きしむ)音でも動作してしまいますので、そんなに神経質になることはないでしょう。むしろ、少し感度を下げて使う感じになると思います。
感度を下げるには、半固定抵抗の調整のほかに、パワーアンプのコンデンサ10μFを外す方法があります。LM386は、コンデンサがあるとゲイン200倍、無いと20倍です。
実は、20倍にしても、手を叩く音だけで十分動作するくらいの感度が得られました。
「えっ?ゲイン200倍とか20倍程度でもいいの?」
と思われた方もいらっしゃるのではないでしょうか(・▽・)г
最初、出力がたかだか数ミリVのコンデンサマイクの信号でリレーを動かすには、少なくとも1000倍くらい増幅する必要があるだろうと考えていました。
しかし、タイマIC555の実験で、微小な電圧変化でも判定させることができることがわかり、
簡単な回路で実現させることができたのでありますっ(・`ω・)ゞデシッ!!
ちなみに、1つ前に設計した回路がこれです。
これも、高感度な出来で、一応の完成形としたものです。
しかし、ゲインを高く(2000倍以上)設計し、フィルターも外したため、発振やノイズの影響を抑えるのに大変苦労した上に、複雑な回路になってしまいました・・・そんなに複雑でもないか(^_^;)ゞ
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いや~、出来てしまえば簡単なことでしたね。
今回は、オペアンプの本を読んだり、新たに電子パーツを揃えたり、DMM(デジタルマルチメータ)まで購入し、大変勉強になりました。
タイマーICで、微小信号を判定させてスイッチさせることができたのは、大きな収穫です。センサー&スイッチング回路は、これで決まり!(o^ー')v
その他、オペアンプのフィルターの効果等、書ききれない(というか本当は書くのが面倒な)くらい、いろいろと経験が得られました。回路図もたくさん書いて実験と検証を繰り返し、苦労もしましたけどね(-。-)=3ヾ(^_^;)ヨクヤッタ
かりおか工作員は、大きなアイテムを手に入れた。10000ポイント!
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この記事には後日談があります。2013年4月13日かりおかここに記すφ(._.)カキカキ
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