フォーミュラーカー(F3)に試乗しました!
色んなドライビング・エクスペリエンス会社が体験走行用のフォーミュラーカーを準備しています。今回は、Fomula GT Experienceという会社が用意している車で、ちゃんと前後にウイングがついた本格的な車です。パワーも220馬力、車重はおそらく500kgくらいでしょう。前回試乗時はスティックタイプのシーケンシャルミッションでしたが、今回はパドルシフトになっていました。
それでは試乗インプレッションです!
●居住性★
このコックピットと乗車姿勢、まさにフォーミュラーマシンの世界です!
座面はほぼ地面と同じ高さで、細い空間に体を滑り込ませるとペダルの位置がお尻より高いという非日常の世界が感じられます。ペダルスペースも非常に狭いので、幅広の靴ではドライブできません。フルハーネスのシートベルトで車体に体を固定されると、目の前にはハンドルと僅かな路面、あとは空と剥き出しのフロントタイヤしか見えません。
乗り心地はサーキットでは特に問題ありませんが、ロールは皆無で、姿勢変化も分かりません。
●動力性能★★★★
エンジンはスタートこそ人力によるプッシュが必要ですが、走り出してしまえばフラットトルクでドライブは楽です。吹け上がりもリニアですし、高回転までよく回りますが、特につけ抜ける感じもしないので、まあそれほど神経質にならずに済みます。
●ハンドリング★★★★★
ここはやはり異次元ですね。タイヤには溝が入っているのですが、まあ限界が全然分かりません。乗用車(スーパーカー含む)とは別次元のコーナリングスピードで、ロールは皆無、体がどこまで耐えられるかとの勝負になります。アンダーもオーバーも全然分からず、ハンドルを切れば前後一体となって曲がっていきます。もちろんパワステではないので、頑張らないと手アンダーになります。コーナーの途中でアクセルを踏み込んでもテールを振り出す気配は微塵もなく、ただひたすら加速します。
●総合評価★★★★
やはりフォーミュラーカーは別次元ですね。まあストレートは600馬力クラスのスーパーカーが速いですが、コーナーは大人と子供くらいの差があり、全然勝負になりません。アリエル アトム300ならいい勝負ができるかもしれませんが、あっちはまだサスがストロークするので荷重移動が分かりやすいです。
やはりこの形がもはや最強なんですね。重量物を車体中心に徹底的に集中させた物理を味方につけたフォーミュラーマシンには敵いません。
では、動画をどうぞ!