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プジョー206 XS 1.6Lに試乗! 当時のプジョーを復活させた立役者!

2020-09-04 19:20:47 | プジョー

※本記事は新車試乗当時の内容です。

 

 愛車のプジョー205GTiが、突然エンスト!キーを捻ってもウントモスントモいわない。しかたなく、JAFを呼び、とりあえずジャンパーでエンジンをかけてもらったが、一度停車すると、またエンジンがかからない。どうやらバッテリーかダイナモの不具合なので、そのまま修理工場に走っていって下さいと言われ、やむおえず以前お世話になったGSTまで何とか自走。なにしろ、エンジンが止まると再始動不可能なので、かなりドキドキだったが、なんとか無事に到着した。
 調べてもらったところ、バッテリーが寿命とのコト。うーん、2年半前に購入したときに新品にしてもらったのに、もうダメなのか・・・という訳で、17000円也。しかし、最近故障が目立ってきたなあ。12月には車検だし、そろそろ次のクルマでも探そうかな・・なんて考えてたところ、窓の外には試乗車らしき206がこちらを誘惑している。そんな訳で、とりあえず試乗してみました。

①プジョー206XS (5MT、1.6L)試乗

○概要
 最近のプジョー大人気の火付け役となった一台。205の後継車で、コンパクトながら実用的、という一番の売れセンモデル。プジョーらしさを継承しつつも新鮮味のあるスタイルが一番の注目点で、いかにもラテンっぽいスタイリングがウケ、今や納車4ヶ月待ちの大ヒットモデルである。ビッツで火がついたこのクラスの中でも、価格的にも手頃で、かつオリジナリティを主張できる1台。また、機関のクオリティも大幅にアップし、壊れやすいラテン車というイメージを一新した点も人気の理由。

○居住性★★★
 コンパクトながら居住性は悪くなく、大人4人が満足して乗車できるレベル。内装もラテン車らしく、センスのいいインパネやスイッチ類がならぶ。センターコンソール類も、ビッツを思わせる近未来的なテイストが取り入れられているが、決してオモチャっぽくはない。使いやすく、かつ個性的であり、内装の評価は高い。

○動力性能★★★
 ハンドリングは、コンパクトプジョーらしく、非常にキビキビしており、街中を気持ちよくドライブできる。乗り心地も悪くないし、少々振り回してもしっかりと路面に追従するので、安心してスポーティなドライブが可能。しかし、さすがに排気量が1.6Lなので205GTiと比較するとトルクが薄い。レスポンスも、205には劣るが、ファミリーカーとしては平均点といったところ。まあ、車重が軽めなので、エンジンをぶん回してのるのが楽しいかもしれない。エンジンは高回転まで回るが、とくにパワフルでもドラマティックでもないので、これまた平均点といったところ。

○結論
 まず、このクラスのコンパクトカーとしては、オススメである。居住性や内装、使い勝手については同クラスの国産小型車に遜色ないし、運転する楽しさという点でマーチを上回り、ビッツとは比較にならない。ATで走っても、そこそこ楽しいだろうし、5ドアのXTあたりを購入すれば、奥様のお買い物から、ちょっとした長距離ドライブまで1台でこなしてくれる。軽快なハンドリングは運転する喜びを教えてくれるし、斬新なスタイリングは、人とはちょっと違う車を持つという所有欲を満たしてくれる。4ヶ月待ちの大人気もうなずけるというもの。
 反面、コンパクトスポーツを求める人には、イマイチお勧めできない。たしかにキビキビしているが、スポーツするには動力性能が不足気味である。おそらく、106とかの方が合っていると思う。それにしても、なかなか205GTiのようなコンパクトかつダイレクト感のあるスポーティカーは、ないものである。むむむ。次期車選びが、ますます難しくなってきた・・・

 


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