空冷ポルシェ911ターボ(964)に試乗しました!
964ターボと言えば湾岸ミッドナイトが有名ですが、この大きく張り出したリアフェンダーが特徴的で、今でも人気が高く時価1200万円とも!964は昔カレラ2を乗って以来なので、非常にたのしみでした。では、早速インプレです!
●居住性 ★★★
さすがポルシェ、スポーツカーとしては高い着座位置と一応4人分が確保されている空間のおかげで、街乗りも問題ありませんね。伝統の横並びメーターがやる気をそそります。
乗り心地はかなり固めですね。トーションバーは現代の基準から比較すれば、台車のようです(汗)。でもボディが強固なので、それなりに不快ではないのが不思議です。
何より空冷のサウンドがいいですね!低速からバサバサとリズミカルなサウンドを聞かせてくれるので、飛ばさなくてもたのしいです。
●動力性能 ★★★★
典型的なドッカンターボですが、排気量が3.3Lとそこそこあるので、低回転でも普通にスポーティに走れます。3500回転くらいからガツンとターボが効き始め、RRならではのトラクションで殴られたように加速します。トルクがある上、4WDではないので、今でも十分以上に楽しめるパワー感です。
●ハンドリング ★★★★
試乗車は車高が下げられ足回りが引き締められていたので、特にピッチング等の変なクセはなかったですね。コーナー入り口でブレーキを残して入ってあげると軽快にノーズはインをむきます。そしてクリップ少し手前からアクセルを踏み込むと、そのまま大地を踏みしめたまま一気に加速!このたのしみは911ならではですね!
●総合評価 ★★★★★
私が★をつけるまでもなく、世界中のエンスージアストが求めるたのしい1台です!現代の基準では快適性等、ドライバーに我慢を強いられますが、それを我慢してあまりある程の味の濃さと走りのたのしさがある1台です。最近の911がスタバのラテなら、この車は濃厚なエスプレッソといったかんじですね。
では、動画をどうぞ!
名車アーカイブ ポルシェ911のすべて―最新情報掲載!完全保存版オールアルバム (モーターファン別冊 名車アーカイブ) | |
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