昼飯は、あの店で食べよう。 久し振りやなぁ。
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そうして 久々に 行ってみると 閉店してしまっている。 そんなことが増えました。
元々、夫婦だけで 店を稼働させていて、段々と高齢化しているなぁ と感じていたような店が多いのですが。
八幡東区のラーメン屋さんも そんな店の一つ。 あっさりと閉店していました。
御主人と、とっても愛想の良い奥さん。 職人気質の御主人は奥さんの愛想の良さを差し引いて余りが出るほどに無愛想。 黙々とラーメンを作ります。 話している所さえ 殆ど見たことがありません。
この御主人が、ひたすらラーメンを食べている私に向かって、何と笑いかけてきました。 そして 一言。 「ラーメンが 美味しかろう?」
どういう意味なんじゃろか? そりゃあ、自分で作っているラーメンやから、美味しいと思うとろう。 わざわざ言わんでん 良かろうもん。
と。 そこで気付きました。 『そうか。 俺の食べ方に言いよるんばい。』
麺好きの私は、一気呵成に食べます。 大盛りで頼むと麺がノビるから、必ず替え玉。
ラーメンが出される → 食べ始める → 直ぐに替え玉注文 → 食べきった所に替え玉出される → 替え玉も一気に → ときどき 替え玉追加
御主人は、こういう私の気迫の食べっぷりを見て、「(その食べ方なら)ラーメンが 美味しかろう?」 と言ったのでした。
どおりで いつもは苦虫を噛み潰したような顔が、そのときは笑顔でした。 何年も通って、初めて見る笑顔。 自分の作ったラーメンが、そういう風に食べられることが嬉しかったのですね。
職人として、思わず笑顔になったのでしょう。
そのラーメン屋も無くなっていました。 もう、あの味には再会できません。 本当に残念です。
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