家内は、毎朝 遅れる子供について私と話し合い、(不承不承ながら)何も言わないと決めました。 その翌朝。
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子供の支度は いつも通りに遅れています。 急ぐように言いたくて イライラしながらも、言わないと約束した手前、じっと黙っている家内。
一方、子供は淡々と準備をしてます。 同級生を待たせながらも。
家内は また時計を見ました。 何か言おうとして、言葉を呑み込む様子。
そして。 「行ってきます!」 と子供が登校します。
この時刻は?
毎朝と同じ! 家内が やかましく叱って出て行く時刻とまったく同じ。
『ほら、見たことか』 と、私は心の中でほくそ笑みます。 もちろん、それはおくびにも出しません。 そんなことをしたら、家内との間で 百年戦争が勃発しますからね(笑)
「言わなくても 同じやったね」 ぽつりと家内が言います。
「そうやね」 静かに受け止める私。
翌日からの家内。 もう遅れてると思っても何も言いません。 静かな朝に変わりました。 しかも。 何も言われなくなったせいか、子供の準備は徐々に早まってきたのです。
後日談。
この子は、高校生になって 皆勤賞を受けました。 3年間を通じて無欠席・無遅刻だったのです。
皆勤賞と知ったとき、担任を始め どの先生も 「あいつが皆勤賞!?」 と驚いたそうです。 それだけ、彼が 連日のように定刻ぎりぎりで教室に走り込む姿が 印象的だったのでしょう。 『ぎりぎり』 は 彼の個性?
ここでは、家内は やかましく言う役割でした。 だけど、やかましく言うだけで 躾や子育てが出来る訳ではありません。 そこに、父親である私が演じるべき役割もあります。 夫婦が互いの役割を演じて補完しあうこと。 これが大切だと思います。
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