子供の一人が中学生に入学して間もない頃の話です。
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毎朝、一緒に登校しようと、同級生がマンションの前まで迎えに来ます。 ところが、待ち合わせの時刻になっているにも関わらず、子供の準備が進みません。 急ぐ気配もありません。
家内は、イライラとして 「急ぎなさい!」 と叱ります。 これが毎朝 続き、家内の叱り方も 段々と激しくなってきます。
ある朝、いつものように叱り続けて子供を送り出した後で、疲れ果てたように家内が言い出しました。
「もう、いや。私には育てられない!」
「明日から、黙って放っておいたらどうだろうね?」
「それなら、もっと遅れて○○君を待たせるわよ」
「待たせたらどうなる?」
「そうしたら、○○君も もう迎えに来なくなるわよ」
「そうなるかも知れない。 だけど、あの子には僕らの知らない良い所があって、それで○○君が喜んで待っているのかもしれない」
「人を待たせることが いけないことでしょう?」
「そうだね。 でも、 人を待たせたら友人を失うという事が判れば、それも本人の勉強さ」
「じゃあ、遅れても黙ってた方が良いと言う訳?」
と、険悪なムードに。
私は 「そうだよ」 と答えました。
「どれだけ遅れても知らないわよ」
さて。 この話は どういう結末になったでしょうか?
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