マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

品格の欠如

2008年09月18日 | 喜働

三笠フーズを始めとする事故米不正転売は、次々と信じ難い事実が判明してきます。

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もはや、開いた口も ふさがらない という状態です。

企業が ここまで倫理観を失うのは、何故でしょうか?

もちろん、企業活動では事業環境の変化に適応していかなければ、存続すら危ぶまれる状況になりかねません。 変えるべきものは大いに変えていかねばならないのです。

しかし。 変えてならないものは変えない。 これが大切です。 『変えてならないもの』 のトップに企業の倫理観があります。 コンプライアンス(法令や規則などを遵守する)の問題以前に、倫理やモラルを守ること。 それが 『変えてはならないもの』 だと考えます。

最近、法令さえ守ればコンプライアンスは成立するという風潮が目立っていました。 いわゆる、法の抜け穴を突くような行為です。 こうした企業のいくつかは社会の信用を失って消滅しました。

今回の事件は不正転売。 文字通りの違法行為。 長年に渡って事業を継続してきた経営者が自ら不正行為を指揮しました。 拝金主義の権化と成り下がったのでしょう。

いったい、この国の品格は どうなったのでしょうか? 丸山先生が60年も前に嘆かれた通りです。 教育が進めば進むだけ人々は悪がしこくなり、科学が発達すればするだけ、世の中は不安になっていきます。

企業には倫理が必要なのです。 コンプライアンス以前に企業倫理を大切にすべきです。 倫理観こそ変えてはならないもの、不変のものとすべきなのです。

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