ガキのころ。
と表現すると、判らない世代が居るかも。 幼少のころ。
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横丁を曲がれば、必ず 『叱るオヤジ(または爺さん)』 が居た。 これが、何でか分からないけど、叱る。 と言うか、怒鳴る。
「なんしょるんか! お前たちは!」 いや。 ただ 歩いているだけ。 本当に。 そやけど、いきなり怒鳴られる。 いま思えば、すごいオヤジとか爺さんが多かった。
ともかく、お前らが悪い。 そういう風に見えるらしい。 垣根を壊したのも、盆栽を落としたのも、イチジク盗んだのも(これは確かに俺が盗んだけど)、果ては今日が暑いのも、みんな俺らが悪いと言わんばかり。 そういう怒りよう。
横丁でさえ これやから、銭湯に行けば、そりゃぁ凄かった。 説教のオンパレードや。
「騒ぐな」、「うべるな」(水を入れるな=うめるな?)、「○玉を洗ってから入れ」、終いには「しゃあしい」(しゃべるな)。
身体に模様のあるオッチャンも無いオッチャンも、ともかく叱る。 俺が何した? せんでも叱る。 それがオッチャンの存在価値のごとくに。
それは さて置き。 というか、置いたら何の話かわからんがな。 そやけどガマンして読んでね。
置いて、さ。 銭湯が街から消えた。 叱るオヤジ(オッチャン)が消えたように。
あの頃は、どこでも店の2階が住居だった。 広くは無いスペースやから、風呂を作る場所があれば、お客さんの場所をこしらえる。 当然。
それに、火事が怖い。 火事を出したら、ご近所に顔向け出来んがな。
10軒以上あった銭湯も、いまや1軒。 かな? 無くなったねぇ。 うちから一番近所が下ノ田湯。 あるときから、その2階がビリヤード場に なっていた。 そこに、オッパイが大きい分だけ脳みその軽そうな オネエちゃんが居て。 黒崎のワルが全員おったなぁ。
経営者のオバちゃんも女やから、オネエちゃんばかりチヤホヤされれば面白くない。 嫉妬心ちゅうやつやね。 ワルには冷たい。 「あんたら、ゲームせんなら帰り!」
中学生の俺らは、微妙な空気を読んで、オバちゃんに手土産持っていく。 「あんたらは、いつまでも おってエエんよ」
って、ますます関係ない話やね。
黒崎の三角公園は、いつしか 『黒崎中央公園』 というらしい。 『三角公園』 やないと、通じんやろう。 俺たちにとっては、『下ノ田公園』 やけどね。
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