マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

ゆとり教育 ④

2010年01月25日 | PTA

ゆとり教育に踏み切ったとき、素朴に疑問として感じたこと。

人気blogランキングへ  ← クリックを御願いします!

「導入を決定した人達の子どもは 『ゆとり教育』 を受けるんだろうか? 彼らの子どもは あるいは孫は、公立小学校・中学校に進むのだろうか?」

という疑問。 それは、今でも覚えています。

素朴な疑問が とっても大きな疑問へと変わったのは、平成17年のことでした。

この年の、『皇室典範に関する有識者会議』 。 当時首相だった小泉氏の私的諮問機関として案が議論されました。

同年11月24日付けの 『皇室典範に関する有識者会議 報告書』 では、「制度の成り立ちからその背景となる歴史的事実を冷静に見つめ、多角的に問題の分析をした結果… 」 などと記されています。

ところが、吉川座長は、「私たちは歴史観や国家観で案を作ったのではない」 と発言しました。 歴史観と国家観の無い案とは一体何だろうと思います。

こうした発言もありました。

「神学論争は不毛」  「歴史観は国会で議論すべき問題だ」

乱暴な議論です。 荒っぽいですね。 皇室典範は、この報告書をもとに論議するはずでした。 しかし、男子が誕生したため、報告書は白紙に戻されたようです。

『ゆとり教育』 は、議論が結論まで達し、そして実施されました。

私の中では 『ゆとり教育』 も同様に、『有識者』 みたいな議論だったのではないか、という疑問が大きくなったのです。 そして、その 『有識者』 に、子どもを公立の小・中学校に通わせているような人は入っていないのではないか、という疑念も大きくなりました。 何が 『有識者』 なのか。

そして 『ゆとり教育』 には、民族としての教育観が欠けている、と感じてきました。 ちょうど、『皇室典範に関する有識者会議』 には 民族の歴史観が欠けているように。

公立高校の定員数が 減り続けています。 公立高校の廃止、統合、学級数の減少が進められています。 公立 : 私立の定員比率は、一定の基準を保つよう調整されているからです。

私立高校が戦後の高校教育を担ってきた功績は、とっても大きいのです。 少子化が進んで、公立高校の定員数を見直さなければ、私立高校の生徒数が確保出来なくなり、経営が成り立ちません。

それで、定員数を減らす。 これは判ります。 問題は、学級数を減らすことです。

40名7クラスを40名6クラスにする。 これでは、職員数が減ってしまい、学校の活動が大きく制限されます。 私立高校を守るためなら、35名7クラスにすれば良いのです。

そう話すと、「予算が無い」 という回答が。

私立高校を守ることと予算削減目標とが混同されています。 そもそもの目的は何なのでしょうか。

そもそも、「予算が無い」 って、教育に金を掛けずに何に金を掛けるのか。 教えてもらいたい。 本当に。

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

ブログ ランキングに参加中です